みなさんこんにちは!しちまるです。早いものでもう3月も残りわずか。来週には4月を迎えます。今年の3月は寒い日が続いたせいでしょうか、東京ではまだ桜が咲いていません。ここ数年は3月中に満開を迎えることが多かったので、ちょっと不思議に思えますが、そもそも4月になって咲くのが桜だよなぁ、とも思っています。
3月25日に講談社Kiss誌が発売になりました。我らが二ノ宮先生の「七つ屋志のぶの宝石匣」が表紙を飾り、巻頭カラーです!二ノ宮先生、お疲れ様です。m(_ _)m
扉もカラーで中央に志のぶちゃん、左右を東西のアキちゃんが固めます。その周りを質草の高級腕時計、宝飾品、ブランドバッグが漂っています。皆さま、お金に困ったら質草を持ってお近くの全質連加盟店を訪れてくださいませませ。
お話は先月に引き続き大阪よりお届け。二人は全質連の懇親会に出たりたこ焼きを食べたり大忙しです。帰りのお土産は551蓬莱の豚まん。美味しいですよね〜!
そうそう、のだめカンタービレのクラッシックコンサートの案内もございました。今回は京都で開催されます、お近くの方も、お近くでない方もぜひ!今年のGWはのだめ漬けでもいいと思います。
さて、いよいよ新年度、4月が始まります。進学や就職など、新たな生活をスタートされる方も多いでしょう。新しい環境への期待と共に、不安を感じることもあるかもしれません。周りが一新される中で、希望と不安が入り混じる気持ちを持つ人も少なくないはずです。そんな新生活の門出にあたって、心の支えになり得る漫画をおすすめします。
新社会人の皆さんにおすすめしたい漫画は、弘兼憲史先生の『課長島耕作』(講談社)です。この作品は、サラリーマン漫画の定番中の定番とも言えるほど、広く愛されています。一見、現実離れしたストーリーのように見えるかもしれませんが、実際にはビジネススキルや職場での人間関係の築き方など、役立つ知識が盛り込まれています。
連載開始時の1980年代は、日本経済が大きく変化した時期でした。プラザ合意後の円高不況を経てバブル経済に突入するなど、現実離れした経済背景の中で物語は進んでいます。この時代には、今とは全く異なる価値観やビジネス習慣が存在しており、その過剰なほどの経済的繁栄と楽観主義は、令和の時代から見るとまるで異世界、ファンタジーの世界のように映ります。
しかし、「異世界」の要素が、新社会人が新たな職場環境における不安を和らげ、現実のビジネスシーンに役立つ知見を提供してくれるかもしれません。島耕作のキャリアを通じた成長と挑戦は、新社会人にとって大きな勇気とヒントを与えてくれるでしょう。ファンタジー作品として楽しむ一方で、ビジネスや人生の教訓にも注目して読んでみてください。
この時代の背景にさらに深く踏み込むためには、石ノ森章太郎先生の『マンガ日本経済入門』もおすすめです。この作品は、当時の日本経済の歴史とその仕組みを、マンガという親しみやすい形で解説しています。特に、『課長島耕作』の連載が始まった1980年代の経済状況を理解するのに役立ち、物語に描かれる「異世界」のビジネスシーンをより深く理解するための背景知識を提供してくれます。
一方で、『課長島耕作』のストーリーに現実感を感じないと思う方もいるかもしれません。そんな方々には、野中英次先生の『課長バカ一代』をおすすめします。この作品は、劇画風のシリアスな表現とは裏腹に、内容は極めてユーモラスで、読者を笑いの渦に巻き込むギャグ漫画です。
『課長バカ一代』は、あまりにも荒唐無稽なストーリー展開が特徴で、この漫画を読んだ後に再び『課長島耕作』を読むと、島耕作の物語がガラリと違った角度から見えてきて、新たなリアリティを感じることができるかもしれません。つまり、『課長バカ一代』は、それ自体で楽しめるだけでなく、他のビジネス漫画の見方を変える一面も持っている、一粒で二度美味しい作品なのです。
これらの漫画は、新生活をスタートする皆さんにとって、新たな環境での挑戦を乗り越え、楽しみながら成長するための素晴らしい伴侶となるでしょう。新しい一歩を踏み出すあなたを、これらの作品が温かく迎えてくれます。新生活、頑張ってください!