女性漫画誌「KISS」で好評連載中の七つ屋志のぶの宝石匣。
志のぶと顕定に代わり、現役の質屋が勝手に詳しく解説!!
2024年
11月
30日
土
講談社Kiss誌1月号が発売になりました
こんにちは!しちまるです。今年も残すところあと1ヶ月となりました。10月の半ばまでは30度を超える日もあり、地球温暖化が心配だなと思っていましたが、11月の半ばから急に冷え込むようになりました。日本では秋を飛ばして、もう冬がやってきたようです。良いのか悪いのか分かりませんが、それでも一安心です。
さて、11月25日(月)に我らが二ノ宮知子先生の「七つ屋志のぶの宝石匣」の掲載された講談社Kiss誌1月号が堂々発売となりました。今号の扉絵は京都清水界隈。そうです今回は京都を訪問して北上家の謎に迫ります。扉絵でも分かります通り東西のアキちゃん、最近よく連んでいます。絶対仲良しですよね〜。
先日は大阪訪問で今回は京都漫遊。紀行漫画が好きなので、このふらり旅路線は個人的には大ヒット、定期的に読んでみたいです。司馬遼太郎先生の「街道をゆく」を追いつき追い越せの勢いでバンバンやっていただきたいと思います。その際は是非とも全質連ネットワークを駆使していただけたらな、と思っております。
作中には全質連のしちまるポスターも出てきます。
すごい!ありがとう!二ノ宮先生♡
2025年1月25日(土)に所沢で「のだめカンタービレ」にまつわる新年クラッシックコンサート開催です!2025年は「のだめカンタービレ」でスタートしましょう!
詳しくは公式X(旧ツイッター)にて。
一般発売始まっちゃっています、皆さん急いで〜!
12月13日(金)には「七つ屋志のぶの宝石匣」待望の第23巻が発売されます。志のぶの大学受験やら合格やら、いろんなことが詰まった珠玉の一冊。「七つ屋〜」の予習と復習には単行本がいちばんの教材です。一冊とは言わず、何冊も買ってくださいませ。よろしくお願いします。
ここで軽く3冊ほど漫画紹介いたします
宇宙開発の未来を描くロケット技術と漫画に触れる
最近、ロケット開発における進展がとんでもないことになっています。イーロン・マスクのSpaceXが開発したスターシップの打ち上げは、これまでのロケット技術とは一線を画しています。1段目や上段が空から垂直に降りてきて回収されるシーンは、再利用可能なロケットという新時代の幕開けを感じさせます。失敗して大爆発を繰り返しつつも前進するイーロン・マスクの挑戦精神、なるほど信者がイーロンに惚れるわけだと思いました。
というわけで、お題は「ロケット開発」で3作品です。
『ヴィンランド・サガ』を連載中の幸村誠先生のデビュー作。1999年から2004年まで『モーニング』誌に連載されていました。
舞台は2070年代。主人公・星野八郎太は宇宙ゴミ(デブリ)の回収作業員として働き、木星往復の宇宙船乗員を志望しています。彼と周囲の人々を巡る物語。全4巻の短編ですが、人物描写には『ヴィンランド・サガ』同様の深みがあり、非常に考えさせられる内容です。最後までどうなっちゃうんだ!?とドキドキして読めました。
作中では、主人公の弟が自作ロケットの燃焼試験を行うシーンや、木星往還機の燃焼試験で大規模な爆発が起きる場面も描かれています。
『なつのロケット』は、あさりよしとお先生による漫画作品で、1999年に白泉社の『ヤングアニマル』誌に発表されました。舞台は海沿いの日本の田舎町。主人公は、友達と自作のロケットを作り、打ち上げを目指す一夏の物語です。あさり先生の作品にしてはあっさりとした作風で、全1巻なので非常に読みやすいです。少し薄味だと感じる方もいるかもしれませんが、そのシンプルさがまた余韻につながり、魅力となっています。
地上燃焼実験の描写はありませんが、ロケットは何度も失敗し、爆発を繰り返します。それでも、夢を追いかける少年たちの情熱と成長が温かく描かれており、読後には爽やかな感動が広がります。
ロケットエンジンの地上燃焼実験という言葉を目にするたび、浦沢直樹先生の短編『N・A・S・A ナサ』を思い出します。
1984年、ビックコミック増刊に掲載されたこの物語の主人公、野村は中年のサラリーマン。毎朝トレーニングを欠かさず、友人とともに宇宙飛行士になる夢を追い続けています。彼らの情熱が周囲を巻き込み、漂着したロケットエンジンを手に入れ、深夜に夢の島で地上燃焼試験に成功。次なる一歩が待たれますが、物語はここで終わっています。
『N・A・S・A ナサ』は、当初『N・A・S・A』という短編集に収められ、現在は『初期のURASAWA』(小学館)に収録されています。初期作品が多数収められているので、ぜひチェックしてみてください。作者の浦沢先生が収録された各作品について、当時のことを振り返られつつ書かれた解説が興味深かったです。
2024年
10月
25日
金
講談社Kiss誌12月号が発売になりました!
みなさん、こんにちは!しちまるです。
10月もようやく終わります。ここ1週間でようやく秋めいてきました。今年の夏も長く辛かったですね。5月の中旬から10月の中旬までを夏とすると、1年12ヶ月のうち5ヶ月が夏。これはもう南国ですね。
さて、10月28日(金)に講談社Kiss誌12月号が発売になりました。我らが二ノ宮知子先生の「七つ屋志のぶの宝石匣」も絶賛掲載されていますので、皆さまぜひ買い求めの上、お楽しみくださいませ。
今回の扉絵で志のぶがカゴの中にとらわれている姿は、どこか意味深です。昔の炭鉱では、有毒ガスの検知にカナリアを使っていたという話があります。繊細なカナリアをカゴに入れて坑内に連れて行き、もしカナリアがさえずりを止めたら、それが危険のサインであり、作業員たちはすぐに脱出したそうです。
志のぶがカゴに閉じ込められている姿は、まるで危険を知らせるカナリアのよう。彼女が直面する危機が何を意味するのか、ぜひ誌面でご確認ください。
しちまるポスターも新しいバージョンを描いていただきました。ありがとうございます!皆さまも振り込め詐欺にはくれぐれもご注意ください!
漫画の紹介です『夕凪の街 桜の国』こうの史代 コアミックス
日本被団協のノーベル平和賞受賞
日本被団協のノーベル平和賞受賞に心からお祝いを申し上げます。このニュースに驚いた方も多かったのではないでしょうか。実を言うと、私自身も「日本被団協」という団体について詳しく知りませんでした。原水協や原水禁は報道などで耳にしたことがありましたが、日本被団協の活動に馴染みは薄かったのです。
1956年に設立された日本被団協は、原爆被害者の権利を守り、福祉の充実を目指して長年にわたって活動してきました。被爆体験を語り継ぎ、核兵器廃絶を訴えることを使命とするこの団体の受賞は、原爆の記憶と核兵器廃絶の願いが今もなお、いや、今だからこそ重要なテーマであることを浮き彫りにしました。
『夕凪の街 桜の国』作:こうの史代 出版社:コアミックス(*初版は双葉社より刊行)
こうの史代先生の『夕凪の街 桜の国』は、被爆をテーマにした漫画の中でも特に心に残る一作です。2016年に映画化された『この世界の片隅で』のヒットによって、こうの先生の作品を知った方も多いでしょう。『夕凪の街 桜の国』は、もともと双葉社の「漫画アクション」で連載されていた作品で、現在はコアミックスより刊行されています。原爆投下10年後の広島を舞台に、被爆の影響を抱えながら生きる人々とその家族三代の物語を繊細に描いています。
声高に悲惨さを訴えるのではなく、日常の中に潜む痛みや無念さをそっと映し出すその筆致は、読む人の心に深く染み入ります。被爆して生き残ったことで罪悪感に苦しむ主人公は、10年後に命を奪われる運命に直面し、原爆の犠牲を免れたと思っていたのに結局はその影響で命を落とすという、やりきれない悔しさを抱えます。『夕凪の街 桜の国』は、被爆者の苦しみと、それが三世代に渡って引き継がれる影を繊細に描き出しています。
30年前の中国地方で感じた「原爆の痕跡」
30年前、私は中国地方に6年ほど住んでいたことがあります。そこでは、原爆や被爆の痕跡が日常生活の中に静かに息づいていました。人々は表立って口にすることはありませんでしたが、新聞には「被曝健康手帳の証人になってくださる人を探しています」という短い記事が定期的に載り、温泉を訪れると効能書きには「原爆症に効果あり」といった記載がありました。見えないはずの原爆の影が、確かに存在し、日常の風景として静かに溶け込んでいました。
被団協の受賞と『夕凪の街 桜の国』が伝えるもの
日本被団協のノーベル平和賞受賞は、長年の活動がついに世界に評価された瞬間でした。被爆者の声を絶やすことなく、核兵器廃絶への願いを未来へと繋ぐという使命が改めて浮き彫りになったのです。そして『夕凪の街 桜の国』もまた、その思いを静かに伝え続けています。
被団協の受賞が私たちに問いかけているのは、戦争の記憶をどのように未来に伝えていくかということです。『夕凪の街 桜の国』はその問いに対するひとつの答えとして静かに人々の心に訴えかけます。決して忘れられることのない記憶を抱えながら、同じ過ちを繰り返さないという決意を新たにすることが、今の私たちに求められているのではないでしょうか。
『のだめカンタービレ・ニューイヤーガラ2025』のお知らせです
ここでとっておきのお知らせです。
来年、2025年1月25日(土)に所沢市文化センターミューズアークホールにて『のだめカンタービレ・ニューイヤーガラ2025』が開催されます!来年の始まりを華やかに彩るイベントです。詳しくはX(旧ツイッター)をご参照くださいませ。
今年も残すところあと2ヶ月、頑張っていきましょう!皆さま今年も色々あったでしょうが、終わりよければすべてよし!なのでございます。ではではー!
2024年
10月
22日
火
質屋が解説「刀剣勉強会」
刀剣勉強会
22巻では、志のぶと明彦が大阪で、刀剣勉強会なるマニアックな勉強会に参加します。
ネタバレになってしまいますので内容は伏せますが、居合道歴25年の私にも刺さります。二人とも一生懸命です。
世間の方がイメージする以上に「偽銘」も多い刀剣は、非常に奥が深く、一人前の刀剣商になるには、一人前の宝石商になるのと同じくらい、いや、それ以上に大変なのかもしれません。
腕時計やブランドバッグも同じですが、特に骨董品などの一点ものの真贋判定は、とにかく良いものを見る事に尽きます。可能であれば直接手に取って、本物だけが持つ独特のオーラを感じる事が、目利きへの近道です。
それがわかっている東京屈指の老舗質屋の跡取り娘の志のぶと、志のぶにも負けない勉強家の明彦。若い二人が真摯に勉強する姿はとても格好良いです。
Link鈴木質店 鈴木(居合道錬士六段、剣道錬士六段、GIA(米国宝石学会)G.G)
偽銘(ぎめい)とは、本来の作者とは異なる人物の名が入れられた銘のことである。日本刀、陶器、茶道具等の古美術品に付されることが多い。出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2024年
10月
22日
火
質屋が解説「全国質屋組合連合会」
『全国質屋組合連合会』
今回作中で、大阪での、全国質屋組合連合会の懇親会の様子が、エピソードに出てきました。もちろん実際にも会合や、懇親会など開催されております。ものすごくかたい名称ではありますが、形式的に説明すると、以下の様な組織です。
全国質屋組合連合会は、各都道府県の質屋組合連合会をもって組織されています。全国には数十件の県連合会と、さらに単位組合があり、会員数は千数百件を数えます。本連合会は、全国質屋業者の親睦と結束をはかることを目的に、昭和29年9月21日従来の全国質屋連絡協議会を全国質屋組合連合会と改称し、設立されました。
簡単にいうと、質屋さんの集まりです。
そして、普段は、名前が長いので、略して、『全質連』と呼ばれています。
全国規模で集まることは、少ないですが、各地域の会合なども行われており、個人経営の店舗なども多いので、質屋さん同士の交流の場となっております。そして、われらが『しちまる』を誕生させたのも、全質連です。
様々な活動をしていますが、全国の質屋さんの、困りごとや日常業務などを、バックアップしている縁の下の力持ちです。
2024年
9月
28日
土
講談社Kiss誌11月号が発売になりました
こんにちは、しちまるです。
9月も後半に入り、まだ暑い日が続いていましたが、秋分の日を過ぎてから少しずつ秋の涼しさが感じられるようになりました。「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉通り、季節が確実に移り変わっているのを実感します。とはいえ、10月中旬まではまだ暑い日があるようなので、体調管理には十分ご注意ください。これから秋の深まりとともに、過ごしやすい季節がやってきますので、皆さんも無理せず楽しんでくださいね。
さて、9月25日(水)に講談社Kiss誌が発売になりました。我らが二ノ宮知子先生の「七つ屋志のぶの宝石匣」も堂々の掲載です。
扉を飾るのは志のぶと愉快な仲間たち。新しい登場人物のようです。中央の男性は麦わら帽子。私も今年の夏はとうとう麦わら帽子に手を出してしまいましたが、想像以上に快適でした。皆さまも来年の夏はぜひ麦わら帽子デビューしてくださいませ。
志のぶも長い受験を終えて晴れて大学生となりました。大学生活で待ち構えているのは一体なんでしょうか。そう、今号から志のぶの大学生活編が始まりです!期待しています!
今号で、はんざき朝美先生の『無能の鷹』がついに最終回を迎えましたね。Kissで連載されていた作品の中でも、幅広い読者層に楽しめる内容で、特に初回の衝撃的な展開には強く引き込まれました。終わってしまったのは少しショックですが、10月11日からTV朝日系列でドラマ版『無能の鷹』が放映されるので、これを楽しみにして、寂しさを乗り越えようと思っています。ドラマ版も非常に期待しています!
漫画の紹介『イムリ』
夏は終わりかけていますが、今なお終わる気配を見せないウクライナやパレスチナの戦争。たとえ戦火が止んだとしても、残るのは消えない憎しみと断ち切れない対立でしょう。戦争が終わっても、その傷跡は深く、また争いが再び芽を出すかもしれません。
しかし、だからこそ未来への希望を描いた物語に触れる価値があります。異なる文化や民族が理解し合い、一緒に生きる道を探す物語は、今の私たちにとって大変重要です。今回は、三宅乱丈先生の壮大なSFファンタジー『イムリ』をご紹介します。
あらすじ
『イムリ』の舞台は、4000年もの間、戦争と支配が続く世界。ここには、カーマ族、イムリ族、イコル族という三つの民族が存在します。カーマ族は高度な文明を持ち、世界を支配しています。イムリ族はその支配下で抑えつけられ、イコル族は奴隷としてさらに厳しい生活を強いられています。
主人公のデュルクはカーマ族の若者。彼はエリートとして育ち、支配者としての教育を受けています。しかし、ある日、イムリ族との出会いを通じて、自分が信じてきた世界に疑問を抱き始めます。デュルクは、自らの立場と信念との間で葛藤しながら、異なる民族との理解を深めていきます。
『イムリ』が私たちに問いかけるもの
『イムリ』が描くのは、単なる戦争の物語ではありません。異なる背景を持つ人々が、どうすれば真に理解し合えるのかを探求しています。戦争や支配によって生まれた深い溝を乗り越えるためには何が必要なのでしょうか。許しや和解は可能なのでしょうか。これらの問いは、現代の私たちにも直接関わるものです。
感想
『イムリ』の最終巻を読み終えたとき、まず思ったのは「三宅先生、よくぞこれだけ壮大な物語をまとめきったなぁ」という感動でした。14年間、全26巻にわたるこの大河叙事詩には、膨大な世界観とキャラクターたちの成長が丁寧に描かれ、物語の終着点に見事にたどり着きました。
初めて読む方には、独自の用語や複雑な設定が少し難解に感じられるかもしれません。また、三宅先生の絵柄も独特で、人によって好みが分かれるかもしれません。しかし、物語が進むにつれて、その世界観に引き込まれ、絵のスタイルが気にならなくなるどころか、むしろ物語の魅力を引き立てていることに気づくでしょう。
『イムリ』は、戦争の悲しみや人々の苦悩だけでなく、その後の世界で異なる文化や民族がどのように理解し合い、共存していくのかを深く考えさせる作品です。デュルクの葛藤と成長を通して、私たちも自分自身の偏見や社会の問題に向き合うきっかけを得られるでしょう。
結びに
世界では今も、争いと対立が絶えません。私たちはどうやって未来への希望を見つけ、一緒に生きる道を探せるのでしょうか。『イムリ』は、その問いに真摯に向き合った作品です。この深遠な物語をぜひ手に取って、その世界に浸ってみてください。きっと、あなたの心に深く響くものがあるはずです。
お知らせ
チャリティーオークションのお知らせです。現在、「旧尾崎テオドラ邸チャリティーオークション」と「能登・台湾被災地支援チャリティーオークション」が開催されています。締め切りは9月30日(月)22:00と残りわずかです。我らが二ノ宮先生も千秋先輩の色紙を提供していますので、興味のある方はぜひご参加ください!
オークションにかけられる色紙は旧尾崎テオドラ邸のX(旧Twitter)をご参照くださいませませ。
旧尾崎テオドラ邸は明治期に建てられた洋館で世田谷区では最も古い洋館です。その旧尾崎テオドラ邸、開発のために解体の危機を迎えますが漫画家の山下和美先生と笹生那実先生が私財で救い修復されました。この邸宅のエピソードは、山下先生のエッセイ漫画『世田谷イチ古い洋館の家主になる』(集英社)で詳しく描かれています。また、笹生先生のエッセイ漫画『薔薇はシュラバで生まれる』(イースト・プレス)も、70年代少女漫画の裏話が満載でおすすめです。
このオークションは文化財保護や被災地支援に貢献できる貴重な機会です。お見逃しなく!
2024年
8月
09日
金
「七つ屋志のぶの宝石匣」の単行本第22巻が発売されました
こんにちは、しちまるです!暑い日が続いたり、豪雨に見舞われたり、この夏も大変な毎日が続いています。先日、宮崎を中心とする西日本で大きな地震があり、南海トラフ地震に関する臨時情報も発表されました。もし震災が訪れたらどうしよう、不安を感じてしまいますが、もしもの時にどう備えるべきか考えることが大切ですね。
私は、食料や飲料水の次に大切なのはトイレの確保だと思い、職場と家に簡易トイレを常備しています。このトイレは黒い特殊なビニール袋と凝固剤で構成されており、給水や排水が止まってしまった場合でも便器にセットして使えるものです。また、飲料水とは別に、20Lのポリタンクに水を入れ、定期的に入れ替えることで生活用水を確保しています。
食料に関しては、登山でも使えるアルファ米を中心に備蓄していますが、水を使わずに食べられるパックご飯やレトルト食品の割合を増やした方が良いかもしれないと考え始めました。保存期間が短い点が気になりますが、賞味期限が切れる前に消費し、食べた分を補充する「ローリングストック」を取り入れれば良いかもしれません。
ところが、今確認してみたところ、お客様に能登とご縁がある方がおられ、その方に物資を能登へ託してしまったため、備蓄セットが手元にありませんでした!補充しようと思っていてすっかり忘れていました。気づいて良かったです。
皆さまも防災セットのご確認をしてみてくださいね。
さて8月9日(金)に二ノ宮知子先生の「七つ屋志のぶの宝石匣」の第22巻が発売になりました。表紙は山吹色を背景に東西のアキちゃんと志のぶちゃんです。
前半の舞台は大阪。刀剣の勉強会や全国質屋組合連合会の会合、名所旧跡、美味しい食べ物が満載です。私、しちまるも全質連の懇親会に参加していますので、ぜひ探してみてくださいね。後半は合成ダイヤの謎と歳末の描写が中心です。志のぶちゃんがほぼ受験勉強していないのが気になります……。頑張れ受験生!
2024年
7月
25日
木
講談社Kiss誌9月号が発売になりました!
こんにちは!しちまるです。
梅雨が明け、夏の本格的な暑さが到来しました。今年の梅雨明け後は連日厳しい暑さが続き、茹だるような日々が続いています。毎日35℃前後の猛暑が続き、生命の危険すら感じます。皆さまにおかれましては、しっかりと水分と塩分を補給し、熱中症には十分注意してくださいませ。
7月25日木曜日に講談社Kiss誌の9月号が発売されました。今回の扉絵は卒業と連載90回を記念する花束と志のぶちゃんです。
二ノ宮知子先生の『七つ屋志のぶの宝石匣』もとうとう連載90回を迎え、ますます好調です。前回は志のぶの大学受験が描かれましたが、今回はいよいよ合格発表が控えています。果たして志のぶは合格?それとも不合格?皆さまもKiss誌をご購入の上、ご一緒にお確かめくださいませ。
あと読んでいて思ったのは海外の人はアニメから入るんですね。紙や電子版の漫画を読んでもらえたら、映像化されていない多種多様の作品を楽しんでもらえるのになぁ、と思ったんだってばよ。
8月23日発売の講談社Kiss誌10月号では『七つ屋志のぶの宝石匣』が表紙と巻頭カラー!単行本22巻も8月9日発売となります。8月もワクワクが止められない『七つ屋志のぶの宝石匣』でございます。
今回は志のぶの受験エピソードにちなみ、大学受験、そしてその後をテーマにした漫画を2作品紹介します。
『かくかくしかじか』は、東村先生の自伝的漫画で、美大受験とその後を描いています。高校時代に美大を目指す主人公・林明子(東村先生の本名)が、厳しい指導者・日高健三と共に成長する物語。
日高先生のユニークで厳しいキャラクターが笑いと涙を誘いながら、第1話目から読者を引き込みます。特に竹刀を振り回すシーンやアイアンクローの場面は衝撃的で、日高先生の厳しさが際立ちます。
『かくかくしかじか』は、純粋でまっすぐな日高先生の熱意が物語全体を力強く支えています。大学入学後、主人公の自己中心的な行動や恩師への不義理のエピソードには心が痛む場面が多く、読み進める中で何度も胸を突かれました。これを名作と言わずして、何を名作と言うのでしょうか。ぜひ手に取って、その感動を味わってください。最終巻ではきっと泣くでしょう、私は泣きました。
『ブルーピリオド』は、2017年から「月刊アフタヌーン」で連載中。高校生・矢口八虎が、美術室で見た一枚の絵に心を奪われ、美術大学を目指す物語。成績優秀で何事もそつなくこなす八虎ですが、心に空虚さを抱えています。その空虚を埋めるために、美術の世界に足を踏み入れることになります。
第6巻までが藝大受験編、八虎が初めて自分の絵に満足できた瞬間や、美大予備校の仲間と切磋琢磨するシーンが特に印象的。彼の成長過程や美術の技術、知識を学びながら自己発見する姿が丁寧に描かれています。藝大入学後も話は続きます。
『ブルーピリオド』のもう一つの魅力は、美術初心者の八虎が成長する姿を通じて、読者も美術作品の鑑賞ポイントやコツを学べるところです。美術に詳しくない人でも楽しめる内容で、「よくわからないけど美術って楽しそうだな」と思わせてくれる作品です。そうそう、『ブルーピリオド』は実写映画化され8月9日に公開です。こちらもぜひ。
両作品を比べて読むと地方と東京での美大受験事情のあまりの格差に驚きを禁じ得ませんでした。ただ、両作品に共通しているのは、表現するということは自分と真摯に向き合い手を動かし続けること。そして、大学合格はゴールではなく新たなチャレンジのスタートだということでしょうか。両作品とも何か一つのことに一所懸命になっている人、何か一つのことに一所懸命になったことのある人には刺さる作品。おすすめです。
志のぶも東帝大合格がゴールではありません。志のぶの大学生活の描写、二ノ宮先生の手腕に期待しています。
最近、『ブルーピリオド』だけでなく、『ブルージャイアント』作:石塚真一 小学館、『ブルーロック』原作:金城宗幸/漫画:ノ村優介 講談社などタイトルに『ブルー』がつく作品が次々とヒットしています。いずれも強烈な個性と深いテーマを持ち、多くの読者に愛されています。まさに『青の時代』。これからも『ブルー』のつく作品に注目していきたいですね。
ではまた!
2024年
6月
25日
火
講談社Kiss誌8月号が発売になりました!
6月25日(火)に講談社Kiss誌8月号が発売になりました。我らが二ノ宮知子先生の「七つ屋志のぶの宝石匣」も絶賛掲載です!扉絵はホンダスーパーカブに乗る志のぶと顕。素敵なイラストなので、ぜひアクリルスタンドで発売してほしいです。
さて、梅雨入りしたばかりの関東ですが、物語の中では大学受験真っ最中。志のぶちゃんは本当に東帝大の史学科を目指しているようです。銀座から地下鉄で5駅、日本で一番有名な大学でしょうか、志のぶちゃん、頑張って!
今回の話は小ネタが満載で楽しかったです。過去に登場した人物も再登場し、まだ商店街でお店を続けていることがわかりました、よかったです。まぁ、百合江さんはご災難でしたが……。というわけで、志のぶちゃんの結果発表は来月に持ち越し、次号、詰むや詰まざるや!
漫画をご紹介いたします。
私の中では昨年完結した漫画では一番よかった漫画です。
北野詠一先生の『片喰と黄金』。この作品は2019年に集英社の雑誌『ウルトラジャンプ』で連載が始まりました。途中、打ち切りの危機を迎えましたが、講談社に円満移籍し、WEBのコミックDAYSで連載が継続され2023年に完結しました。
『片喰と黄金』あらすじ
『片喰と黄金』は、19世紀中ごろのアイルランドからゴールドラッシュに沸く新天地アメリカ大陸が舞台です。物語は1849年、ジャガイモ飢饉が猖獗を極めていたアイルランドから始まります。主人公のアメリアと従者コナーは、飢えと貧困から逃れるために、アメリカ西部でのゴールドラッシュに希望を見出し、危険な旅に出発します。彼女たちは様々な問題に直面しつつも、「黄金を見つけて大富豪になる」という目標に向かって進みます。
『片喰と黄金』の魅力
この作品は、アイルランドから海を渡り、北米大陸を東から西へと横断するロードムービー的な作品であり、飢饉、貧困、人種差別など、現在でもアメリカで続いている社会問題を真正面から取り扱った社会派の作品です。主人公のアメリアたちはアイリッシュとして差別を受ける被害者であると同時に、先住民の土地を奪う加害者でもあるという多重構造が描かれています。
物語が進むにつれ壮絶な出来事が次々と描写され、読んでいて心を抉られるような場面も多々ありました。そんな時でも幕間に挟まれるコメディパート、そしてなによりも主人公アメリアの前向きでポジティブな姿勢が物語の救いでした。また、コマ割りがとても印象的で漫画の魅力を最大限に引き出していたと思います。逃亡奴隷にアメリアが話しかけるシーンや、コナーと先住民の少年との会話のシーンでのコマ割りは、ただただ息を呑むばかりでした。
おわりに
打ち切りの危機を乗り越え無事に完走。関係者の皆さま、そして作者さんの強い思いが一つでも欠けていたら、と思うと、本当に良かったと思います。この作品が完結まで描かれたことに、深い感謝の意を表したいです。『片喰と黄金』、歴史漫画や冒険物語が好きな方はぜひ一読をお勧めします。
最後になりますが『七つ屋志のぶの宝石匣』第22巻が8月9日(金)に発売です!皆さま忘れないように予定帳に書き込んでおきましょうね。よろしくお願いいたします!
m(_ _)m
2024年
5月
28日
火
講談社Kiss誌7月号が発売になりました!
こんにちは!しちまるです。皆さま、ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたか?
僕、しちまるは今回、遠出せずに近場を自転車で巡ることにしました。自然の中を走り抜ける風や、新たに発見する小さな風景の美しさを楽しむことができ、とても充実した時間を過ごせました。体を動かすことは心身の健康にも良いですし、自転車に乗ることは新たな冒険を見つける素晴らしい方法だと思います。皆さまも、この機会に新しい趣味を見つけて、日常の中に新たな喜びを加えてみてはいかがでしょうか?
皆さまお待たせさまです。5月24日(金)に講談社Kiss誌7月号が発売になりました。我らが二ノ宮知子先生の「七つ屋志のぶの宝石匣」も当然のことながら掲載です!わーい!
これから暑い夏が到来ですが「七つ屋」の世界ではクリスマス。志のぶも大学入学共通テストに向けて店番をしながら最後の追い込み勉強中です。今回のテーマはクリスマスを誰と過ごすのか?という訳で扉も虎徹がサンタの格好でコインランドリーに(なぜコインランドリー!?)。詳しくは本誌をお買い上げの上、お楽しみくださいませ。
あれ、このまま行くと年が明けて試験が終わったら志のぶも大学生になってしまうのでしょうか。試験の結果がドキドキ縄文土器です。
鉄の物語: 鉄工所を舞台にしたマンガたち
漫画の中には「お仕事漫画」というジャンルがあります。これは特定の職業や業界に焦点を当て、その仕事の実態や働く人々の姿をリアルに描く作品です。お仕事漫画は、私たちが普段は見ることのできない職場の裏側や、そこで働く人々の努力や挑戦を知ることができるため、読者に新たな視点と感動を提供します。そういったジャンル分けで言うなら「七つ屋志のぶの宝石匣」も質屋業と宝飾品業のお仕事漫画といえます。
さて、今回は鉄工所を舞台にした漫画を取り上げます。鉄工所という場所は、私たちの日常生活の中ではあまり馴染みのない存在かもしれませんが、実際には多くの製品が鉄工所で作られています。鉄を加工して車や建物、機械などに使用される重要な部品を生産する鉄工所では、職人たちが高い技術と誇りを持って仕事に取り組んでいます。そんな鉄工所のリアルな姿を知ることで、私たちが普段使っている製品の背景にあるストーリーに気づくことができます。
本日は、鉄工所を舞台にした二つの漫画をご紹介します。どちらの作品も、鉄工所の日常やそこで繰り広げられる人間模様をリアルかつ魅力的に描いています。
作:野村宗弘、出版社:講談社
講談社『イブニング』に2007年20号に初掲載された後、2008年1号より2013年9号まで連載された『とろける鉄工所』は、広島の片田舎にある鉄工所「のろ鉄工」を舞台に、溶接工たちの日常を描いた心温まる作品。作者の野村宗弘さん自身が溶接工として働いた経験を基にしており、そのリアルな描写が特徴です。溶接に関する用語や解説が随所に挿入され、職場の雰囲気や技術の詳細がよくわかります。
『とろける鉄工所』は、溶接工の日常がリアルに描かれており、職人たちの技術や仕事の過酷さが伝わってきます。また、コメディタッチで描かれたエピソードが多く、楽しみながら読むことができます。さらに、家族や同僚との温かい人間関係が作品の魅力となっています。同じ作者による『鉄工所にも花が咲く』という太田出版からの作品もあり、こちらは笑いは少なめで、よりシリアスな人間ドラマが描かれています。こちらもおすすめです。
作: たなかじゅん、出版社:集英社
『スーパージャンプ』(集英社)において1998年から2006年にかけて連載された『ナッちゃん』は、父親が経営していた町工場の後を継いで働く女性、阪本ナツコ(通称ナッちゃん)が主人公の物語です。彼女は鉄工所での仕事を通じて成長し、様々な困難に立ち向かいながら職人としての技術を磨いていきます。町工場のリアルな日常や、家族・同僚との関係が温かく描かれています。
『ナッちゃん』は、女性が鉄工所で働く姿を描いており、職場でのジェンダー問題や成長の過程がリアルに描かれています。また、職人としての技術や仕事のリアルさが伝わる作品です。さらに、家族や同僚との絆が描かれ、温かい物語が展開されます。『ナッちゃん』の続編である『下町鉄工所奮闘記 ナッちゃん 東京編』では、ナッちゃんが東京に上京し、更なる技術を身に付けるために奮闘する姿が描かれています。新たな環境での挑戦や成長が見どころです。作者のたなか先生のご実家が鉄工所で、こちらもリアルな描写の作品です。
これらの漫画が描かれたのは今から10年以上前になります。連載当時は二人の対談が溶接関連の展示会で企画されたりするほど溶接界隈で話題を呼んだ漫画でした。ちなみに池井戸潤さんの小説『下町ロケット』も2010年の発表で、「もの作り」に焦点が当てられていた時代だったのかもしれませんね。
普段見ることや接することのないお仕事のことを知ることができるので、「お仕事漫画」、僕は大好きです。皆さんも探して読んでみてください。
ほやほやのニュースです。
岩明均先生の長編歴史漫画「ヒストリエ」の第12巻が5年ぶりに発売されます。第11巻が発売されたのはコロナ禍になる前の2019年7月なので約5年ぶりです。長かったです。
約5年振り!岩明均「ヒストリエ」最新12巻、6月21日に発売:コミックナタリー
このペースだと第13巻はまた5年後なのでしょうか。考えるだけでドキドキ弥生土器です。
冨樫義博先生の「HUNTER×HUNTER」もSNSにネームの進行状況が再びアップされ始めました。こうなったら両作品の完結を見届けるため、健康に気遣い長生きしようと思います。まずは塩分控えめ適度に運動ですね。ではまた!
2024年
4月
25日
木
講談社Kiss誌6月号が発売になりました!
こんにちは!しちまるです。いかがお過ごしでしょうか。今年も早いものでもうゴールデンウィークですね。4月27日(土)〜4月29日(月・昭和の日)の3連休、5月3日(金・憲法記念日)〜5月6日(月・振替休日)の4連休、有休をとって10連休にされる方もおられるかもしれません。みなさま、どうかご安全にお過ごしください。
4月25日(木)に講談社Kiss誌6月号が発売になりました!我らが二ノ宮知子先生の「七つ屋志のぶの宝石匣」ももちろん堂々の掲載です!扉を飾るのは鷹の友人、バズル国のお坊ちゃん、リツイ君。初登場です、おめでとうございます。
前回までの質屋話とは打って変わって今回は宝石回。バズル国のダイヤモンドの話を軸に話がスタート。顕と鷹はいよいよ核心に迫ることができるのでしょうか。話題としてはヴィクトリア朝時代の蛇をモチーフとしたアンティーク宝飾品。そうそう、蛇繋がりで出てきた紀州の道成寺縁起の清姫が安珍の隠れた釣鐘を蒸し焼きにしている絵が可愛かったです。詳しくはお買い求めの上お楽しみください。
ゴールデンウィーク後半、お時間がございましたら。
のだめカンタービレ・クラシック・フェスティヴァル in KYOTO
日時:5月3日(金)、4日(土)、5日(日)
会場:ロームシアター京都
「のだめカンタービレ・クラシック・フェスティヴァル in KYOTO」が3日間にわたり開催されます。チケットは残りわずかですので、お早めにご購入ください!
さて、ゴールデンウィーク直前、4月から新生活をスタートした新大学生や新社会人の皆さま、1か月が経ちましたが、新しい環境にはもう慣れましたでしょうか。楽しく過ごしている方もいれば、まだ馴染めずに悩んでいる方もいるかもしれません。
新しい生活には見えない落とし穴、カルト集団やマルチ商法のような悪質な罠が思わぬ身近なところに潜んでいます。これらの罠に若者が引っかかりやすいのは、社会経験の不足や情報の欠如が主な理由。そして新生活の緊張や不安を解消しようとする心理が、甘い言葉や魅力的な提案に無防備になりがちです。カルト集団は精神的な支援やコミュニティの一体感を装い、マルチ商法は短期間での高収入を誘います。これらは特に社会経験の浅い若者をターゲットにしています。
そういった危険なグループに引っかからないように、事前に知識を得られる漫画を2作品紹介します。これらの作品から新生活をスタートする若者たちが直面するかもしれないマルチ商法やカルト集団などの傾向と対策を学ぶことができます。
作:甲斐谷忍、原案:夏原武、出版社:集英社
現在も集英社のグランドジャンプで連載中のこの作品は、主人公の経済学者・加茂洋平教授がマルチ商法詐欺などの経済犯罪に挑んでいます。教授は現場で実地研究を行い、その過程で詐欺師の手口を暴露し、読者に経済犯罪の構造を分かりやすく解説。第1巻は導入部であり、第2巻からはいよいよマルチ商法編へ突入。この漫画は、経済的に不利な立場にある人々がどのように搾取されるかを明らかにし、現実の問題に対する意識を高めるための教訓を提供します。マルチ商法編以降も興味深い題材で話が進んでいき、世の中の仕組みの理解が深まる漫画です。
原作:カルロ・ゼン、作画:石田点、出版社:講談社
この作品は講談社のモーニング系で連載され、全4巻で完結しました。大学教授のテロールの講義と彼のゼミを中心に展開される話では、テロリズムとカルト集団の心理と社会構造に焦点を当てています。この漫画は、テロやカルトに引き込まれやすい心理的特徴や社会的背景を掘り下げ、それに対する防衛策を教えます。この授業を通じて、読者は実際の危険から自分を守るための具体的な知識と方法を学べるでしょう。
現在も大きな社会問題となっているマルチ商法と新興宗教や極左集団などのカルト。これらの罠に安易に引っかからないためにも、新生活をスタートするすべての若者にはぜひこれらの漫画を読んでいただきたいと思います。事前に知識で武装することで、危険から自分を守ることができます。どうか楽しい生活をお過ごしくださいませ。
最後に企画展のご紹介です。
伊藤潤二展:誘惑 — JUNJI ITO EXHIBITION: ENCHANTMENT
伊藤潤二先生は、その作品で日本のホラー漫画を象徴し、世界中で愛されています。この度、世田谷文学館で彼の初の大規模個展「伊藤潤二展:誘惑」が開催されます。展示期間は2024年4月27日から2024年9月1日までです。「富江」、「うずまき」、「死びとの恋わずらい」などの代表作から自筆の原画多数を展示し、訪れる方々を美しくも不気味な世界へ誘います。
伊藤先生の漫画は、楳図かずお先生(「おろち」、「笑い仮面」)や古賀新一先生(「エコエコアザラク」)の影響を受けながらも、グロテスクで独創的なスタイルと深い心理描写で独自の地位を築きました。彼の作品は国内外で高く評価され、アメリカのアイズナー賞をはじめとした国際的な漫画アワードを複数受賞しています。この企画展では伊藤先生が漫画表現にどのように革新をもたらしたかを紹介します。
企画展情報
場所: 世田谷文学館 2階展示室
開催期間: 2024年4月27日(土)から9月1日(日)まで
開館時間: 10:00から18:00
休館日: 毎週月曜日(ただし4月29日、5月6日、7月15日、8月12日は開館)
世田谷文学館では定期的に漫画の企画展を催しており、昨年は江口寿史先生(「ストップ!! ひばりくん!」)、一昨年は山下和美先生(「天才柳沢教授の生活」)の展覧会が開催されました。今年11月には森薫先生(「乙嫁語り」)と入江亜紀先生(「北北西に曇と往け」)の合同企画展が予定されています。世田谷文学館、本当に侮りがたしです。
というわけで、ぜひお近くの方は伊藤潤二先生の恐怖と魅力に満ちた世界へ、ぜひ足を運んでみてください。今回、伊藤先生の怪作「首吊り気球」の原画が見られるとのことなので、私もとても楽しみにしています。
2024年
3月
27日
水
講談社Kiss誌5月号が発売になりました!
みなさんこんにちは!しちまるです。早いものでもう3月も残りわずか。来週には4月を迎えます。今年の3月は寒い日が続いたせいでしょうか、東京ではまだ桜が咲いていません。ここ数年は3月中に満開を迎えることが多かったので、ちょっと不思議に思えますが、そもそも4月になって咲くのが桜だよなぁ、とも思っています。
3月25日に講談社Kiss誌が発売になりました。我らが二ノ宮先生の「七つ屋志のぶの宝石匣」が表紙を飾り、巻頭カラーです!二ノ宮先生、お疲れ様です。m(_ _)m
扉もカラーで中央に志のぶちゃん、左右を東西のアキちゃんが固めます。その周りを質草の高級腕時計、宝飾品、ブランドバッグが漂っています。皆さま、お金に困ったら質草を持ってお近くの全質連加盟店を訪れてくださいませませ。
お話は先月に引き続き大阪よりお届け。二人は全質連の懇親会に出たりたこ焼きを食べたり大忙しです。帰りのお土産は551蓬莱の豚まん。美味しいですよね〜!
そうそう、のだめカンタービレのクラッシックコンサートの案内もございました。今回は京都で開催されます、お近くの方も、お近くでない方もぜひ!今年のGWはのだめ漬けでもいいと思います。
さて、いよいよ新年度、4月が始まります。進学や就職など、新たな生活をスタートされる方も多いでしょう。新しい環境への期待と共に、不安を感じることもあるかもしれません。周りが一新される中で、希望と不安が入り混じる気持ちを持つ人も少なくないはずです。そんな新生活の門出にあたって、心の支えになり得る漫画をおすすめします。
新社会人の皆さんにおすすめしたい漫画は、弘兼憲史先生の『課長島耕作』(講談社)です。この作品は、サラリーマン漫画の定番中の定番とも言えるほど、広く愛されています。一見、現実離れしたストーリーのように見えるかもしれませんが、実際にはビジネススキルや職場での人間関係の築き方など、役立つ知識が盛り込まれています。
連載開始時の1980年代は、日本経済が大きく変化した時期でした。プラザ合意後の円高不況を経てバブル経済に突入するなど、現実離れした経済背景の中で物語は進んでいます。この時代には、今とは全く異なる価値観やビジネス習慣が存在しており、その過剰なほどの経済的繁栄と楽観主義は、令和の時代から見るとまるで異世界、ファンタジーの世界のように映ります。
しかし、「異世界」の要素が、新社会人が新たな職場環境における不安を和らげ、現実のビジネスシーンに役立つ知見を提供してくれるかもしれません。島耕作のキャリアを通じた成長と挑戦は、新社会人にとって大きな勇気とヒントを与えてくれるでしょう。ファンタジー作品として楽しむ一方で、ビジネスや人生の教訓にも注目して読んでみてください。
この時代の背景にさらに深く踏み込むためには、石ノ森章太郎先生の『マンガ日本経済入門』もおすすめです。この作品は、当時の日本経済の歴史とその仕組みを、マンガという親しみやすい形で解説しています。特に、『課長島耕作』の連載が始まった1980年代の経済状況を理解するのに役立ち、物語に描かれる「異世界」のビジネスシーンをより深く理解するための背景知識を提供してくれます。
一方で、『課長島耕作』のストーリーに現実感を感じないと思う方もいるかもしれません。そんな方々には、野中英次先生の『課長バカ一代』をおすすめします。この作品は、劇画風のシリアスな表現とは裏腹に、内容は極めてユーモラスで、読者を笑いの渦に巻き込むギャグ漫画です。
『課長バカ一代』は、あまりにも荒唐無稽なストーリー展開が特徴で、この漫画を読んだ後に再び『課長島耕作』を読むと、島耕作の物語がガラリと違った角度から見えてきて、新たなリアリティを感じることができるかもしれません。つまり、『課長バカ一代』は、それ自体で楽しめるだけでなく、他のビジネス漫画の見方を変える一面も持っている、一粒で二度美味しい作品なのです。
これらの漫画は、新生活をスタートする皆さんにとって、新たな環境での挑戦を乗り越え、楽しみながら成長するための素晴らしい伴侶となるでしょう。新しい一歩を踏み出すあなたを、これらの作品が温かく迎えてくれます。新生活、頑張ってください!
2024年
3月
14日
木
「七つ屋志のぶの宝石匣」の単行本第21巻が発売されました
こんにちは!しちまるです。最近の寒さの中にも、スギ花粉の兆しを感じはじめ、目や鼻のかゆみに悩まされています。そんな季節の移り変わりとともに春が近づいていることを感じていますが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。今年は年頭から様々な出来事があり、色々考えさせられることが多かったですね。
そして3月13日(水)には二ノ宮知子先生の「七つ屋志のぶの宝石匣」の第21巻が発売になりました。もうお手にとられた方もいるかと思います。
今回の巻には四つのエピソードが収録されており、そのうちの後半二つは質屋バーゲンに焦点を当ててお話が進んでいきます。質屋バーゲン、皆さまご存知でしょうか?質屋バーゲンは質屋が主催してデパートのイベントスペースなどで行われる質流品の販売イベントで、宝飾品やブランド品などが特別場価格で提供されることが多いです。そんな質屋バーゲンの舞台裏や興味深いお話が詰まっていますので、「七つ屋志のぶの宝石匣」第21巻、ぜひお読みいただければ幸いです。
今回はなんと、講談社さまのご好意により、しちまるも帯に登場しています。重ねて皆さまよろしくお願い申し上げます。
2024年
2月
24日
土
講談社Kiss誌4月号が発売になりました!
このたびの能登半島地震により亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、
謹んで哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様に、心からお見舞い申し上げます。
被災地の皆様の安全と、一日も早い復興をお祈り申し上げます。
2月24日(土)に講談社Kiss誌4月号が発売されました。我らが二ノ宮知子先生の「七つ屋志のぶの宝石匣」は先月号が休載でしたので2ヶ月ぶりの掲載となります。首を長くして待っていました。今回の舞台は扉の通天閣を見ていただければ分かる通り、なんと大阪です。刀剣の話も出てきますし、鎌倉編に引き続き大阪歴史探訪もございます。
扉の志のぶのコート姿が石ノ森章太郎先生のサイボーグ戦士っぽくて素敵です。志のぶが003フランソワだとすれば、西のアキちゃんは004ハインリヒでしょうか。いい感じで回を重ねていく「七つ屋志のぶの宝石匣」、次回も引き続き大阪からお送りいたします。期待して待っていましょう!
年明けから読んだ漫画で印象に残ったものをご紹介いたします。
『望郷太郎』は、『へうげもの』でその名を知られる山田芳裕先生による漫画作品で、2019年から講談社「週刊モーニング」にて連載がスタートし、現在も連載中です。この物語は、2025年に地球を襲った前代未聞の大寒波から逃れるため、任地イラクのバスラで人工冬眠に入った舞鶴太郎が、500年の時を経て目覚めるという衝撃的なシナリオから始まります。目覚めた太郎が直面するのは、家族の不在と、根底から変貌を遂げた文明の瓦礫でした。
太郎の旅は、彼が生まれ故郷である日本の現状を確認するため、カスピ海沿いを北上し、シベリア鉄道の残骸を辿りながら東進する冒険の旅です。この旅の中で太郎は、さまざまな人々と出会い、新たな価値観や人間関係を学んでいきます。物語は、文明崩壊後の世界におけるサバイバルから始まりますが、やがて貨幣経済の根幹や通貨の本質といった深いテーマへとシフトしていきます。
文明崩壊後の世界でのサバイバル的な面は作者の打ち切り作品『度胸星』、人の持つ価値観という面では『へうげもの』の流れを汲んでいるのかなと思いました。おりしも株式市場では日経平均が最高値を記録しています。そんな時だからこそこの作品を読み、お金に関して色々と考えてみてもいいかもしれませんね。
『望郷太郎』に登場するシベリア鉄道の残骸は、講談社「アフタヌーン」に連載されている安彦良和先生の『乾と巽 -ザバイカル戦記-』の舞台と重なります。『乾と巽 -ザバイカル戦記-』は2018年11月号から安彦良和先生の最後の連載作品として銘打たれてスタートしました。この作品は、『虹色のトロツキー』、『王道の狗』、『天の血脈』と続く安彦近代史三部作の集大成といえます。
歴史学者が時代区分のために用いる言葉で「長い19世紀」と「短い20世紀」という用語があります。「長い19世紀」とは1789年のフランス革命から1914年の第一次世界大戦の勃発までの期間をさし、「短い20世紀」とは第一次世界大戦から1991年のソビエト連邦崩壊、東西冷戦終結までの期間を指す言葉となります。その歴史の転換点で起きたロシア革命に対する干渉戦争のうちの一つがシベリア出兵です。
現代日本では何も得ることのなかった外征として意図して忘れ去られ、多くを語られることのないシベリア出兵ですが、『乾と巽 -ザバイカル戦記-』では二人の主人公、旭川第七師団の砲兵軍曹乾と新聞記者の巽の目を通してロシア革命を描写していきます。
学生時代は左翼思想に傾倒し挫折をした安彦先生、この物語を紡ぐことはその時に置き忘れてしまったものを探しに行くということなのかもしれません。最後の連載とは言わずにこの作品が終わったら肩の力の抜けた戯作っぽい作品を期待しています。安彦先生のキレッキレのギャグ、好きなんですよね。
『乾と巽
-ザバイカル戦記-』で取り上げられているシベリア出兵は、大和和紀先生の『はいからさんが通る』にも深く関わっています。この作品は1975年から1977年にかけて講談社「少女フレンド」に連載され、後にアニメ化や実写映画化された非常に人気のある作品です。『はいからさんが通る』では、主人公の紅緒の許嫁である伊集院少尉が、小倉第十二師団の歩兵小隊長としてシベリアへ出征し、パルチザンの襲撃に遭い、行方不明となります。そこから関東大震災まで物語は怒涛のように進行いたします。紅緒と伊集院は結ばれるのでしょうか、結末はいかに・・・
先日、再読してみたのですが、上げて下げて、遠ざかって近づいて、すれ違って交錯して、もう少女漫画の全てが詰まっていると言っても過言ではない作品だと再認識しました。絵柄も古臭さを感じることはございません。後半はシリアスな展開が続きますが、時折織り込まれるギャグパートも、当時の世相を反映していて懐かしく楽しく読むことができました。今年の大河ドラマ「光る君へ」の影響もあり大和先生の『あさきゆめみし』が注目を集めていますが、『はいからさんが通る』も負けないぐらい魅力的な作品なのでぜひ皆様も読んでみてください。
ちなみに45年前に放映されたテレビアニメはモスクワオリンピック中継のために打ち切り、とても中途半端なところで無理やり終了しています。テレビアニメ版でしか知らない方はぜひ単行本で最後までお楽しみくださいませ。
いやぁ、漫画って本当にいいものですね。では〜!
2023年
12月
26日
火
講談社Kiss誌2月号が発売になりました!
皆さんこんにちは!クリスマスも終わり年末の慌ただしさを感じつつブログを書いています。今年も残すところ後わずか、皆さまにとってどんな一年だったでしょうか。しちまるは久しぶりにコロナから解放された日々を送れて嬉しいです。
さて、12月25日(月)に講談社Kiss誌2月号が発売になりました。我らが二ノ宮先生の「七つ屋志のぶの宝石匣」も堂々の掲載です。お話は前回から引き続いて質屋バーゲンにお話です。志のぶをめぐって東西のアキちゃんが恋の鞘当てが見どころ。志のぶは刀剣が好きなので恋の鞘当ても好きかもしれませんね。
2回にわたって描かれた質流れバーゲンですが、皆さまはどう思われましたか?もしお近くで開催されていたらぜひ訪れてみてくださいね。へぇ、こんな世界もあるんだと思えること間違いなしですよ。ちなみに「七つ屋志のぶの宝石匣」、次回は休載、次の掲載は2月24日発売の4月号になりますので、よろしくお願いいたします。
最近読んだ漫画の話
私事になりますがロードバイクに興味を持ち、その下調べの一環として様々な自転車関連の漫画に没頭しています。競技志向の作品から日常系まで幅広いジャンルがありますが、私が特に夢中になったのは旅行系の漫画でした。今回は、荘司としお先生の名作「サイクル野郎」と大塚志郎先生の「びわっこ自転車旅行記」の2作品を紹介します。
「サイクル野郎」は1971年から1979年にかけて少年画報社の「少年キング」で連載された長期シリーズです。この作品は第2次サイクリングブームの真っ只中にスタートし、足掛け8年にわたる連載となりました。全37巻からなる単行本がありますが、現在は電子版でも楽しめます。私はAmazonのKindle Unlimitedでこの作品を読みました。貸本スタイルで、基本料金の範囲内で利用できるので、Kindle Unlimitedはおすすめです。
「サイクル野郎」の内容は昭和40年代の典型的なスポ根漫画で、ギャグが寒かったり下品だったりする場面やキャラクター同士が足を引っ張り合うシーンも見られます。最初はストーリーに戸惑いつつ読み進めていましたが、ページをめくるごとに当時の日本各地の風景に魅了されていきました。未舗装の砂利国道や活気ある地方都市の駅前商店街など、今では見ることが難しい失われてしまった日本の原風景が緻密に描かれています。これらは歴史的な資料としても価値があり、この作品自体がタイムカプセルのような感覚を覚えます。そういった視点で読み進めると、作品を本当に楽しむことができました。昭和へのノスタルージーを狙った作品とは異なり、実際に当時のようすを過剰に美化しないでそのままに描いてあるので、あざとさが感じられないのもいいですね。
「サイクル野郎」が昭和の日本描写ならば、次にご紹介する「びわっこ自転車旅行記」は現代の風景を描いた作品です。これは、すでにメジャー誌でデビューしていた大塚志郎先生が同人誌として発表したものが竹書房の商業誌に掲載され、まとめられたものです。
この作品は東京から滋賀県の実家まで自転車で帰る3姉妹の物語。最初は「きゃっきゃうふふ」と楽しげな「ゆるふわ系」の漫画だと思いましたが、実際には作者自身の経験を基にした、無謀とも言えるリアルな自転車ツーリングを描いています。酷暑の中ひたすら漕ぎ続けて峠を越えるシーンなど、体力的な困難や精神的な挑戦を通じて、自転車旅行のリアリティを深く伝え、読者に強い印象を与えます。自転車旅行の準備や心構えに関する実用的な知識も散りばめられており、非常に参考になります。これから無謀な自転車ツーリングを計画している人には、一読をお勧めします。「びわっこ自転車旅行記」は現在7冊出ており、他の巻もいい感じに仕上がっています。
これらの作品を通じて、自転車旅行の多様な側面を体験しました。「サイクル野郎」では過去の日本を探訪できますし、「びわっこ自転車旅行記」では現代の日本の風景を通じてツーリングのリアリティを伝えています。どちらも、自転車への興味を深める貴重な作品です。
自分自身、30年前にバイクにテントを積んで日本中を旅した経験があります。これらの漫画を読むと、その時の冒険が鮮やかに蘇ります。自由と発見に満ちた日々、途中で出会った人々との交流、そして未知の道を走るスリル。これらは、若い頃に自転車やバイク、ヒッチハイクで日本を旅したすべての人々に共通する、懐かしい情熱を思い起こさせるでしょう。昔旅人だった人、これから旅人になる人、 これまでもこれからも旅をしないという人、全ての人にこれらの作品を読んでいただきたいと思いました。
2023年
11月
23日
木
講談社Kiss誌1月号が発売になりました!
こんにちは!しちまるです。今年も残りわずか1か月となりましたね。皆様にとって、どのような年になりましたか?5月に新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行し、日常が少しずつ戻り始めたように感じます。街も徐々に賑わいを取り戻していますね。しかし、新型コロナに感染する話も依然として耳にします。また、中東では新たな戦争が始まり、世界は依然として不安定な状況にあります。新型コロナはウイルスが原因で、話し合いでは解決できない問題ですが、人間同士の争いには別の解決策が見つかることを願っています。来年がどのような年になるかはわかりませんが、明るい方向へ進むことを心から願っています。
さて、11月25日(土)に講談社のKiss誌1月号が発売されました。もちろん、我らが二ノ宮知子先生の「七つ屋志のぶの宝石匣」も掲載されています。
今回のテーマは「催事」です。質屋が行う催事とは、主に質流れ品のバーゲンを指します。コロナの期間中は開催を自粛していたところも多かったですが、今年からまた全国各地で質流れ品のバーゲンが再び開催され始めました。今号の「七つ屋志のぶの宝石匣」はこの質流れ品バーゲンに焦点を当てています。
質屋がお客様から預かった品が質流れになる場合、その処分方法は大きく3つに分かれます。自店での販売、古物市場での処分、そして質流れバーゲンでの販売。志のぶの店、倉田屋さんでは店頭での販売を行っており、これはちょくちょく描写されていますね。古物市場への荷出しについては単行本第2巻で詳しく描かれています。興味のある方はぜひご一読ください。
三つ目のバーゲンでの販売は単行本20巻の歴史の中でも未だ描かれたことありませんでした。今回の催事の描写は10年間続く連載で初めての試み、非常に興味深い内容となっています。二ノ宮先生は実際に質流れバーゲンを訪れた取材をもとに執筆されており、内容は前編・後編の2話にわたる予定です。
私、しちまるも質屋バーゲンのポスターに登場しますので、ぜひ講談社Kiss誌をお求めいただき、お楽しみください。
重要なお知らせです。
昨年、東京と大阪で大好評だった「のだめカンタービレ展」が、11月25日(土)から12月24日(日)まで愛知県春日井市で開催されます。
会場:文化フォーラム春日井・ギャラリー
住所:愛知県春日井市鳥居松町5丁目44番地
私自身も東京で開催された際に訪れましたが、二ノ宮先生の直筆原稿や様々な展示物があり、とても素敵な時間を過ごすことができました。この機会に、お近くの方はぜひ訪れてみてください。絶対に後悔はしません!グッズも多数販売されているので、それを見るだけでも楽しいです。ただし、月曜日は休館日なのでご注意ください。
詳しくは公式X(旧Twitter)をご参照くださいませ、
2023年
11月
13日
月
「七つ屋志のぶの宝石匣」の単行本第20巻が発売されました
こんにちは、しちまるです。ここ最近、急激に寒くなり、ニュースでは今シーズン一番の冷え込みと報じられています。先週までは、朝晩は冷えるものの、日中は11月とは思えないほど暖かかったですよね。雨の降り方や夏の暑さといい、天気が昔に比べて極端になっています。「過ぎたるは猶及ばざるが如し」と孔子先生も言っていますが、天候の変動も程々にしてほしいものです。
そして、皆さまが待ちに待ったニュースです!11月13日(月)に、大人気シリーズ「七つ屋志のぶの宝石匣」の第20巻が発売されました。ちょうど9年前の同じ日に第1巻が発売されてから、あっという間に20冊目です。二ノ宮先生、連載当初は他誌で稀代の問題作「87CLOCKERS:集英社」のご執筆もあり、年に4回の掲載、年1冊の単行本のペースでした。懐かしいですね。二ノ宮先生、お忙しい中、いつもありがとうございます。どうかお体を大切になさって、末長くご連載をお続けください。
さて、ネタバレは避けますが、今巻の後半2話は旅行回となっています。私は個人的に旅行話が大好きで、訪れたことのある鎌倉が舞台だとなおさら楽しいです。前回の旅行回は第13巻の甲府旅行でしたが、今回は志のぶと顕が鎌倉へご先祖様の家臣の末裔を訪ね、帰りに鎌倉を観光して「しらす丼」を楽しみます。この話を読んで、私も「るるぶ」を片手に鎌倉を訪れたくなりました。
そして、そんな鎌倉旅行の友はもちろん「七つ屋志のぶの宝石匣」第20巻!どうぞお近くの書店や電子書店でお買い求めくださいませ。よろしくお願いいたします。
2023年
11月
05日
日
二ノ宮先生を囲んで座談会が開かれました
二ノ宮知子先生にお会いしました!
10月17日(火曜日)に、東京の講談社で、
全国から集まった質屋が、「七つ屋志のぶの宝石匣」の作者である
二ノ宮知子先生の取材を受けました。
取材は講談社の会議室で、和やかな雰囲気で始まりました。
参加メンバーの自己紹介の後、先生がお話をされて、
その後は、事前に用意した質問をベースに活発なやり取りが続きました。
先生からは
「地域ならではの面白い質草(取り扱い品)はありますか?」
質屋からは
「しちまるのグッズ、どんなものがあると良いと思いますか?」
など、予定した時間をオーバーする盛り上がりでした。
二ノ宮先生と講談社の担当編集のお二人には、
出来立てのしちまるのぬいぐるみのプレゼントがありました。
先生も「かわいい!」と、お喜びいただきました。
ひと通りの取材の後は、先生にサインをお願いするメンバーの姿も。
帰りには担当のIさん、Lさんのご厚意で、
編集部も見学させていただくことが出来ました。
楽しい時間はあっという間でしたが、皆さん大満足の一日でした。
美味しいお弁当も!
2023年
10月
25日
水
講談社Kiss誌12月号が発売されました
こんにちは!しちまるです。みなさんいかがお過ごしでしょうか?しちまるは元気です。
10月も残すところ後わずか、最近めっきりと秋めいてきました。1ヶ月前の猛暑が遠いことのように思えます。ラブストーリー同様、秋の訪れも突然にやってくるようです。
さて、今月も無事に講談社Kiss誌が10月25日に発売になりました。表紙を飾るのは我らが二ノ宮知子先生の「七つ屋志のぶの宝石匣」です。志のぶちゃんと顕さん二人とも装いは秋。チョコレートとオレンジが宙を舞っています。この組み合わせほろ苦くて甘くて、絶妙、人生も山あり谷あり同じですね。
そして巻頭カラーも「七つ屋志のぶの宝石匣」が飾っております。モチーフは黒魔術や占い師なのでしょうか。ネタバレしてはいけないので詳しくは書けませんが、今回のお話はちょっとオカルトっぽいお話です。エコエコアザラク!
今回の話のメインアイテムとして「ポイズンリング」という指輪が登場します。作中では、ヴィクトリア朝時代(Victrian era)に作られたこの指輪が重要な役割を果たします。
ヴィクトリア朝時代は、1837年から1901年の間、ヴィクトリア女王が大英帝国の王冠を戴いていた期間を示します。この時代、産業革命の影響で都市部への人口集中が進み、新興の資本家が莫大な富を築く一方、都市労働者階級も登場しました。イギリスは植民地を拡大し、「太陽の沈まぬ国」としての絶頂期を迎えるとともに、1851年にはロンドンで初の万国博覧会を開催、世界にその繁栄を示しました。しかし、都市労働者の厳しい生活環境や社会の不平等、階級間の格差拡大といった問題も浮上しました。
この独特な雰囲気と背景を持つヴィクトリア朝時代のイギリスは、多くの作品に題材を提供してきました。小説で言えばこの時代には、アーサー・コナン・ドイルによる「シャーロック・ホームズ」や、ルイス・キャロルによる「不思議の国のアリス」、さらにはジェローム・K・ジェロームの「ボートの三人男」といった名作が生まれました。
ここでこの時代をモチーフにした漫画を2つご紹介します。
この作品は既に発表より40年ほどの時を経ていますが、読書の記憶は今も当時の思い出と共に忘れがたいものとして私の中に留まっています。物語の主人公、バジル・ウォーレン卿は一見するとプレイボーイとして振まい、いかがなものかと思って読み進めてみましたが、その背後の熱い正義感や、純粋で優しい心が描写されており安心いたしました。彼が時折見せるの好色ぶりには驚かされましたが、それとは裏腹に彼の深い人間性や葛藤が物語を通じて巧みに織り込まれており、それが読者を深く引き込む要因の一つだと感じました。また、この作品を通じて、ヴィクトリア朝時代の社交界の雰囲気や当時の風俗をふんわりと感じることができるのも大きな魅力です。
この作品は英国メイド漫画のジャンルにおける第一人者、森薫先生の代表作として知られています。ヴィクトリア朝時代のイギリスの階級社会を背景に、メイドのエマと彼女の恋人との間に起こる身分を超えた恋愛の葛藤を描いています。読者は19世紀のイギリスの社会や風俗、そして階級間の摩擦や矛盾を深く感じることができます。そう言えば、夏前でしたが森先生の他の作品「乙嫁語り」の原画展を訪れる機会がありました。その際に、森先生の描くキャラクターや背景の書き込みの緻密さと、その深い情熱を目の当たりにし、深く感銘を受けました。
この他にも「ジョジョの不思議な冒険」(荒木飛呂彦:集英社)第一部も実はヴィクトリア朝時代が舞台ですし、先日第三部が無事に完結、モーニング誌に連載されていた「黒博物館」(藤田和日郎:講談社)シリーズもこの時代の物語です。
こうやってみると日本の漫画ってすごいなと素直に思います。ありとあらゆるジャンルが漫画になっているのではないかと思うぐらいです。紙媒体が衰退していく中、あとはどうやってそれを読者さんにお届けするかが課題ですね。これからの5年で漫画業界がどのように変貌するのかが興味深いです。
今号では僕、しちまるもちょびっとだけ出ています。みなさん、探してみてくださいね。
2023年
9月
26日
火
質屋が解説「〇〇に特化した質屋」
「○○に特化した質屋」
質屋が扱う品物といえば何を思い浮かべるでしょうか?
金、プラチナ、宝石、時計、ブランド品・・・このあたりはほとんどの質屋が取り扱っており、いわば質屋スタンダードといえるでしょう。質屋という職に就いた時から、師匠や先輩に品物の知識や相場感を叩き込まれ、それを日々アップデートしていく日々が始まります。その過程で、これまでに興味を持たなかった宝石に魅了されてみたり、○○○というブランドが大好きになってみたり。いいモノに触れられるのは、まさに質屋という職業の醍醐味でもあります。
もちろん、質屋が扱う商品はそれだけではありません。最近では、電気製品やiPhone・iPad、楽器、カメラ、ブランド衣類や電動工具、骨董など様々。なかには骨董やフィギュア、鉄道模型、釣り具、トレカまでを扱っている質屋さんもあるなど、品物の幅に限りはありません。一昔前なら着物や毛皮、スーツやラジカセ、ブラウン管テレビや冷蔵庫、洗濯機なども取り扱っていたようです。実は質屋が取り扱う品物は「時代をうつす」と言われており、その時に流行ったりみんなが憧れているものを取扱うことが多いんです。
そうやって日々たくさんの品物に囲まれて商売をしていると、どうしても品物に対する店主の趣味が見え隠れする瞬間があります。商売ですので品物に差をつけるのはご法度なんですが、質屋といえども人。趣味の1つや2つはありますし、ハマり癖、収集癖がある人もいます。(七つ屋志のぶの宝石匣の読者の皆様ならお分かりですよね)
想像してみてください。
お客様がお持ちいただいた品物が「憧れていたもの」「自分では買えないもの」「訴えかけてくるような気がするもの」だった場合。欲しかった憧れの品物が目の前にあるんです。一度は諦めた夢が目の前にあるんです。それはもうトキメいちゃいますよね。そこにお客様から品物への愛を頂き、商品の知識を教えていただき、マニアの会話が始まると・・・商売っ気はどっかに飛んでいきます。ダメなんですが。舞い上がります。饒舌になります。話に花が咲きます。それはそれは満開です!
不思議なもので、そういった質屋には、なぜかそのジャンルの品物がどんどん集まってきます。次第に取扱実績も増え、品物の知識も増え、品物への愛もさらに深まります。詳しいとの自覚も生まれ、プロやセミプロと呼ばれる人たちも集まってまいります。気が付けば取り扱う品物のほとんどが、そのジャンルの品物だったり・・・
「○○に特化した質屋」の完成です。
ここまで特化する質屋さんはそう多くはありませんので、見つけた方はある意味幸せかもしれません。しかし、そういった質屋に悩みがあります。
「気が付くと質蔵の○○%がその商品で占領されてしまう」
「品物への愛が強すぎて相場以上の値段を付けてしまって損をする」
「ブランド品や時計、宝石をメインに扱っているお店を羨ましく思っちゃう」
そう、愛莉さんのお父さんの心の声、本当にあるような無いような。
最後になりましたが・・・
ここに記載の「○○に特化した質屋」さんでも、冒頭の質屋スタンダードと呼ばれる品物であったり、幅広く様々な品物を取扱ってることがほとんど。知識や相場感のアップデートも行っていますし、業界内外で情報収集にも積極的です。なじみの質屋さんができたら「こんなのもいける?」って気軽に聞いてみてくださいね。
質屋マルカ 加納
2023年
9月
26日
火
質屋が解説「跡継ぎ」
後継ぎ
今回登場したかずら屋さんもそうですが、質屋は昔から家族経営が多い業種のひとつです。理由は様々ですが、それだけ地域に根付いた商売をしているお店が多いからだと思われます。倉田屋も、いわゆる「店舗兼住宅」ですよね。
商売が身近で、物心ついたころから質屋が大好きな志のぶのような子もいるし、愛莉ちゃんのように、父親とバチバチやりながら、それでもお店を頑張る子もいます。
実際のところ、元々後を継ぐ気満々で、大きな質屋さんや、オークション会社に就職して将来のために学んでから実家に入る後継ぎさんもいますが、家業を継ぐ気はなく、まったく違う仕事をしていて、何かのきっかけで家に戻る後継ぎさんもたくさんいます。
お客様の大切なお品物をお預かりしている事もあり、簡単にお店を終わらせることが出来ない商売柄、出来れば閉店にならず跡を継いで欲しいな、という気持ちを持っているのは店主(家族)だけではなく、質屋を利用していただいているお客様の願いでもあったりします。
志のぶも愛莉ちゃんも、頑張ってほしいですね!
Link鈴木質店 鈴木
2023年
9月
25日
月
講談社Kiss誌11月号が発売されました
こんにちは!しちまるです。
気がつけば、9月ももうすぐ終わります。7月に国連のグレーテス事務総長が「地球温暖化の時代は終わり、地球沸騰化の時代が到来した」と述べた時、もしかしたら今年の夏は終わらないのではないか、カレンダーをめくってもめくっても延々と8月のままなのではないかと危惧していましたが、朝晩は涼しく感じるようになってきました。カレンダーもめくったらちゃんと9月になりました。「暑さ寒さも彼岸まで」と昔の人が言っていたことは本当でしたね。よかったです!とはいえ昼間に30℃を超える日もまだあるようなので、どうか皆さまお気をつけください。
さて、9月25日(月)に講談社Kiss誌11月号が発売になりました。もちろん我らが我らが二ノ宮知子先生の「七つ屋志のぶの宝石匣」も堂々掲載です!
今回のテーマはママ友との人間関係に悩むお母さんの登場。「タワマンマウンティング」というパワーワードが出てきてドキドキ。作中の「花南ちゃん」がいい味を出しています。なんでしょうか、人間関係での悩みは社会生活を営んでいたら永遠のテーマかもしれませんね。どういう結末になるかは読んでからのお楽しみ。単行本の20冊目が11月13日に発売との告知もありました。楽しみですね。
そんな講談社Kiss誌11月号ぜひともお近くの書店にてご購入してくださいませ。本屋さんまで行くのが大変なのよ〜と思われる方には電子版がおすすめです。場所を取らないので躊躇せずに購入できますよ〜。
そうそう、しちまるも一コマ出演していますので、みなさん探してみてください。二ノ宮先生いつもありがとうございます。
この夏、しちまるが読んだ漫画の中で印象に残った2冊を紹介いたします。
まず1冊目は「これ描いて死ね」(とよ田みのる、小学館)
あらすじ:伊豆大島をモデルにした離れ島に住む女子高生が主人公。ある日ひょんなことから「コミティア」という同人イベントに参加することに。そこで、彼女は漫画を読むだけでなく、自分でも描けるのではないかと気がつく。島へ戻った彼女は地元の高校で友人と漫画研究会を立ち上げ、漫画を描き始める物語。2023マンガ大賞受賞作品。
感想:初めてこの作品を手にしたとき、独特の絵柄に少し戸惑いましたが、漫画家としての初心者の熱意や葛藤、そしてその成長が丁寧に描写されている。特にコミティアでのシーンは、まるで実際にその場にいるかのような臨場感がある。作品全体から、創作をする楽しさと厳しさ、夢を追い続けることの尊さや、挫折を乗り越えることの喜びが感じられる。作者の漫画に対する熱い情熱のこもった作品です。全質連本部の近くにある小学館ビルが出て来るのもちょと嬉しい。
続いて2冊目は「ROCA:吉川ロカ ストーリーライブ」(いしいひさいち、自費出版)
あらすじ:岡山県玉野市がモデルの地方の海辺の街に住む女子高生・吉川ロカが主人公。彼女がポルトガルの伝統音楽「ファド」の歌手を目指すストーリー。ロカの音楽に対する情熱や友人との関係を描く物語。2023この漫画を読め!1位作品。
感想:この吉川ロカの物語は朝日新聞で連載されている4コマ漫画「ののちゃん」にエピソードとして時々登場していましたが、読者ウケが悪く途中で中断されていました。しかし、いしいひさいち氏によって同人誌による発表が続けられ、ついに昨年1冊の本として自費出版されました。いしいひさいち氏の描く世界は非常に独特で、最初はそのスタイルに慣れるのに時間がかかるかもしれません。しかし、物語が進むにつれて、その魅力に引き込まれます。作品の最後のページではトンカチで頭を殴られたような衝撃を受け、そしてその殴られた痛みの余韻が心地よい作品。レジェンドと言っても過言ではない、いしいひさいち氏が商業誌ではなく同人誌による発表を続けていたことにも驚きました。同じように「ののちゃん」で描かれたもののフェイドアウトした富田月子の物語も読んでみたくなりました。
上記の2作品で共通するキーワードは「コミティア」という同人誌即売会。「これ描いて死ね」では作品中で重要な舞台として、そして「ROCA:吉川ロカ ストリートライブ」では作品の発表の場として「コミティア」が使われています。
「コミティア」とは年に2回開かれる同人誌即売会で、有名な「コミケットマーケット(コミケ)」が2次作品が許されるのに対して1次作品、オリジナルの創作品しか販売することが出来ないそうです。
しちまるはこの「コミティア」に非常に興味を持ち、実際に9月に東京ビッグサイトで開催された「コミティア145」を訪れてみました。その経験は衝撃的でした。いやぁ、こんな世界があるんですね。また機会があれば「コミティア」に行った際の感想を書ければいいなと思っています。
今年も残すところあと3ヶ月になりました。どうぞ皆さまお身体を大切にお過ごしください。
2023年
8月
24日
木
講談社Kiss誌10月号が発売されました
こんにちは!しちまるです。
8月も後半に差し掛かり、皆さま夏の暑さをどう乗り越えているでしょうか。しちまるは暑さに弱いので、早く秋になってほしいと思っています。
先日、知ったのですが、なんと埼玉県川越市が日本で一番暑い場所だということを耳にしました。これは首都大学東京(東京都立大学)が独自に設置した観測網に基づくものです。テレビのニュースでよく「本日、最高気温は群馬県館林市」とか「埼玉県熊谷市が最も暑かった」という情報を耳にしますが、実は川越市が最も暑かったのは驚きでした。
その理由は、川越市に気象庁の正式な観測点が設置されていないため、公式の記録として発表されないからだそうです。小江戸として知られる川越が実際には最も暑い場所だったとは驚きました。
本題です。皆さん、もうチェックしましたか?
講談社Kiss誌の10月号が8月24日に発売されました。もちろん、我らが二ノ宮知子先生の「七つ屋志のぶの宝石匣」も堂々の掲載となっております。作中での志のぶの刀剣への熱い情熱や真摯な態度、そしてその夢中な姿は、いい感じのシーンでした。志のぶが実は歴女でありながら剣道部にも所属しているという事実。彼女の胸中には、どれほどの刀剣愛が宿っているのでしょうか。彼女の本棚にはどんな刀剣関連の作品が並んでいるのか、想像するだけでわくわくします。
さて、虎徹(乕徹)と言えば近藤勇、近藤勇と言えば新選組。歴史の舞台上で、新選組はその特異な存在感と行動力で多くの人々を魅了してきました。そんな新選組の魅力を漫画の形で描いた作品は数多く存在します。今回、しちまるが特にオススメする幕末・新選組漫画を3作ご紹介します。
「アサギロ~浅葱狼~」(ヒラマツミノル、小学館)
ヒラマツミノル先生の描くこの作品は、動きの描写が圧倒的です。特に戦闘シーンでのキャラクターたちの動きは非常にリアルで、読者をその場にいるような気持ちにさせます。ちなみに、作者の「アグネス仮面」(小学館)での「マーベラス虎嶋(アントニオ猪木さんをモチーフとしたキャラ)」の描写も圧巻でした。
「MUJIN-無尽-」(岡田屋鉄蔵、少年画報社)
幕臣として活躍し、浮世絵の題材ともなった伊庭の小天狗こと伊庭八郎を主人公にした作品。時代小説の要素を取り入れたストーリーは非常に読み応えがあります。試衛館時代の近藤勇達とのエピソードも見どころ。ヒラマツ先生の「アサギロ〜浅葱狼〜」とはまた違った幕末の魅力を感じられる作品です。単行本の装幀がステキなのでジャケ買いもありだと思います。
「ABURA」(原作:Number8、作画:貘九三口造、小学館)
新選組の歴史の陰に埋もれがちな御陵衛士を描いた作品です。伊東甲子太郎の粛清から始まる油小路事件、40人以上の新選組と戦った7人の御陵衛士の壮絶な戦いを、貘九三口造先生が圧倒的な画力で描いています。原作のNumber8先生によるこれからの展開も楽しみです。
これらの作品は、異なる視点から幕末を描き出しているため、それぞれの作者の独自の解釈や描写が光る名作となっています。幕末をテーマにした漫画を探している方はこれらの作品をぜひ手に取って読んでみてください。
話を元に戻して「七つ屋志のぶの宝石匣」、虎徹と虎徹、ここで繋がるとは驚きです。作者の二ノ宮先生も剣道経験者とのこと、とても楽しく描かれているのではないでしょうか。次号にも期待大です。
まだまだ暑い日が続きます、皆さま引き続き暑さ対策を怠らないよう、お気をつけください。しちまるでした。
2023年
7月
25日
火
講談社Kiss誌9月号が発売されました
こんにちは!しちまるです。
夏本番となり、猛暑が日本全国を包んでいます。日々の最高気渢が40度近くに達し、それはもう炎天下の厳しさで、私たちの生命さえ脅かされる程です。海の日の3連休を利用して、海や山へ出かける方も多かったですが、残念ながら事故も多発しました。皆さま、自身の安全に十分気を付けてお過ごしください。
さて、話を変えて、
楽しいお知らせです。講談社Kiss誌の9月号が7月25日に発売されました!表紙には、我らが二ノ宮先生の「七つ屋志のぶの宝石匣」が描かれています。ぜひお近くの書店で手に取ってご覧いただくか、Amazon等の通販サイト、または電子書籍でご購入いただければと思います。
今回の「七つ屋志のぶの宝石匣」では、キーワードとなるのは英国の紋章と日本の家紋。いつも驚きのテーマで私たちを引き込んでくれる二ノ宮先生が、またしても独自の視点を提示しています。ビリヤードのスヌーカーや英国文化など、二ノ宮先生の作品からはいつも新たな発見があります。
そういえば紋章に焦点を当てた作品として、武原旬志さんの「ブルターニュ花嫁異聞」がCOMICリュウ(徳間書店)で現在連載されています。この作品では、紋章を公式に扱う紋章官が主人公として登場し、その専門性が描かれています。
さらにハロルド作石さんの「7人のシェイクスピア」では、主人公の父親が紋章官に賄賂を贈るエピソード、そして紋章の申請が認められずにシェイクスピア家が衰退していく過程が描かれています。
作石さんが講談社に移籍した後の続編「7人のシェイクスピア NON SANZ DROICT」のタイトルの一部、「NON
SANZ DROICT」は、シェイクスピアが裕福になった後に申請して認められたシェイクスピア家の紋章に刻まれたフランス語の銘で、「権利なからざるべし」という意味を持っています。
「7人のシェイクスピア」は未完に終わりましたが、その物語は紋章とそれに絡む社会的身分制度もテーマの一つだったと言えるでしょう。
これらの作品や紋章ご興味がある方は、ぜひご一読ください。
2023年
7月
13日
木
「七つ屋志のぶの宝石匣」の単行本第19巻が発売されました
こんにちは!しちまるです。最近、暑い日が続きますね。昨日は東京の八王子市で摂氏39度を記録したそうです。あと、台風でもないのに街に水があふれることが多くなったように感じます。線状降水帯って言うのでしょうか、50年に一度、100年に一度の大雨が毎年どこかで降っています。これも地球温暖化の影響なのでしょうか。なんとかしないといけませんよね。
さて、7月13日(木)に皆様お待ちかね「七つ屋志のぶの宝石匣」の単行本第19巻が発売されました。宝石のお話し、ストーリーが進むお話し、志のぶと顕のお話し。そうそう、今巻には志のぶの友達の質屋さんも出てきます。笑いあり涙ありの珠玉の4編が収録されています。
皆さまお誘いあわせの上、街の書店でご購入くださいませ。「もうね、暑くて外出られないよ~」って方は電子版のご購入も大丈夫ですよ。
梅雨が明ければ夏本番、今年も猛暑が予想されます。水分と塩分の補給を忘れず身体をいたわって夏を乗り切りましょう!しちまるも頑張ります。
2023年
6月
24日
土
質屋が解説「ヴィンテージ」
古くて価値のあるものを指す言葉はいくつかありますが、「ヴィンテージ」もそのひとつ。元来はぶどうの収穫を指し、ぶどうを醸造してワインにする年号を表す言葉でした。当たり年のワインをヴィンテージワインと呼び、高品質で価値があるものとして認識されると、そこから派生して車やジーンズ、楽器などで特定の年代で価値のあるものを指す言葉としても使われるようになりました。さらに服飾や、家具、アクセサリーの分野でも「ヴィンテージ」という言葉は使われるようになってきました。
よく似た言葉に「アンティーク」という言葉もありますが、こちらは概ね100年以上前に作られた手工芸品、工芸品、美術品を指すのが一般的ですが、定義はあいまいです。まだ完全に工業化し大量生産されていない時代の、手作業による美しさと風合いをもつものを表す言葉です。
質屋は「ヴィンテージ」や「アンティーク」と呼ばれる古くて価値のあるものを数多くお取り扱いいたしますが、その価値を査定するのは現行モデルよりも難しいです。
価値はアイテムの状態や希少性、需要の高さなどに基づいて決定されますが、ヴィンテージアイテムは一般的に市場で高い価値がつけられるため、質屋はそれらのアイテムを適切に評価し、顧客に公正な価格を提示できるよう、日々相場感を養っています。またヴィンテージアイテムを取り扱うためには、そのアイテムが作られた時代背景やデザインの特徴、製造年などについて豊富な知識を持っていることが重要です。質屋はヴィンテージアイテムの需要を把握し、市場価値に合った査定や販売を行うことで、顧客のニーズを満たしています。
また、ヴィンテージアイテムは環境にも配慮した選択肢としても注目されています。リサイクルやリユースの概念が重要視される現代社会において、ヴィンテージアイテムは持続可能性の一環として評価されます。新たに生産されることなく、既存のアイテムを活用することで、資源の節約や廃棄物の削減に貢献することができます。
質屋は、過去の価値を現代に引き継ぐ手段として、人々に喜びや感動を提供しています。ヴィンテージの世界は、鑑賞や収集の対象としての魅力だけでなく、歴史やデザインの探求、リユースによる持続可能な消費の考え方にも関わるエキサイティングな領域です。
(丸万質舗 川崎)
2023年
6月
23日
金
講談社Kiss誌8月号が発売されました
こんにちは!しちまるです。
梅雨入りした日本では、毎日ぐずついた天気が続いています。雨は降らないと困りますし、降りすぎてもこれまた困る。なかなか難しいところですね。梅雨が明けたら夏到来、今年も酷暑が予想されています。みなさまどうぞお気をつけてお過ごしください。水分と塩分の補給を心掛けてくださいね。
さて、6月23日(金)に講談社の女性漫画雑誌Kissが発売になりました。二ノ宮知子先生の「七つ屋志のぶの宝石匣」は巻頭で掲載、扉もカラーです。扉絵で分かりますように今回取り上げられるのは6月の誕生石のうちの一つ「真珠」です。長年の連載ですが「真珠」が大きく取り上げられたのは初めてではないでしょうか。
ストーリーは連載78回目に相応しい質屋(78)のお話。ネタバレになってしまうので伏せておきますが、出てくる食べ物がとても美味しそうで、しちまるのお腹がグ~って鳴ってしまいました。太巻き、美味しいですよね。
そうそう、僕、しちまるもチラッと出ていますので探してみてくださいね。
そんな「七つ屋志のぶの宝石匣」が掲載されている講談社Kiss誌、ぜひお買い上げの上ご購読くださいませ。電子版のEKissも同時発売となっております。よろしくお願いいたします。
2023年
6月
19日
月
質屋が解説「有名人」
質屋が解説「有名人」
普段は人通りがまばらな商店街も、その先にある松山市民会館があることで、コンサートやリサイタルがあると、一気に物凄い人通りとなる。
ある日のこと、昼下がりの午後、初老と思われる男性が店先にやってきて、質流れ品を色々とみている。「何かお探しですか?」と声をかけると、「そこにあるエメラルドのブレスレットを見せてください」と言われ、手渡すと、腕にはめて「いいですね」とほほ笑んだ。
次の瞬間、店に入ってきた、20代と思われる派手目な服装の女性が「き、きみまろさんですよね!」と、大声を上げる。。その初老の男性はゆっくりと、その女性の方を見て「はい、綾小路きみまろです」とほほ笑んだ。
「あの!母が大ファンなんです!何かしゃべってもらっていいですか!」といきなり、スマホを向けて動画撮影を始めた。あ、それはちょっと、いやいや、と声をかけようとすると、きみまろさんは饒舌にその女性のスマホに向かって話し始めた。
そして最後に「ちなみに、私は本人ですよ。コピーではありません」と言って店内の爆笑をさらっていった。
質屋さんですから、コピーはありません。神対応のきみまろさん、その場所まで笑いに変えるなんて凄すぎる。その日の夕方から、松山市民会館で漫談のショーが行われていた。
そんな場所にある質屋なので、プロレス好きだった祖母の話だと「プロレスラーの大木金太郎とユセフ・トルコが来て双眼鏡を買っていった」とか「ゴングというプロレス雑誌の編集者がカメラを買いに来た」と興奮気味に教えてくれたのを思い出す。松山市体育館でよくプロレスも行われていたらしい。
商売がら言えない話も多いけれど、ほっこりした有名人のお話もいろいろあります。
担当)矢野質店(愛媛)やのくにこ
2023年
6月
19日
月
質屋が解説「バブル期」
質屋が解説「バブル期」
「昔 流行ったんだよね~」
の昔とはここでは1985年から1991年のバブル期を指しています。
皆さんも一度は聞いたことのある「バブル期」とは、日本で起こった好景気の通称で株式や不動産などの価格が急騰し個人の富裕化が進んだ時期をいいます。街を歩けば、ハイブランドのバッグを肩にかけた女性が目立ち華やかな夜の風景が広がっていました。
実際当時はバブルと分からずこれが普通だと思って生活していたのですが…
そのバブル期には様々なトレンドや流行がありました。特に高級ブランドバッグはその象徴的な存在でした。飛ぶように売れたバッグだけに所有者も多くバブル崩壊後は当時購入したバッグを手放す方もたくさんいらっしゃいました。
バブル期は華やかでしたが実際には物ごとの価値を見失っていた時代だったかもしれません。
とはいいましても未だ当時のバッグをお持ちの方は廃盤商品だし古い物だからお金にならない…と思いがちですが今でも高額で扱われるものも少なくありません。
30年以上前のバッグがお金になるというのはまさにブランドの素晴らしいところではないでしょうか?
是非ブランド品があれば眠っているものでもお気軽に「しちまる」のいる質店に相談してみて下さい。
質屋さんは良い物を次世代に残し繋ぐという使命もあり品物を大切に扱ってくれますよ。
ボディコン・ワンレングス・プワゾン・肩パット入りの服でオバタリアンがお待ちしております(笑)
担当)ますや質店(静岡) 伊藤
2023年
2月
25日
土
講談社Kiss誌4月号が発売されました〜
こんにちは!しちまるです。
今回はブームに乗って人工知能(AI)のChatGPTにブログを書いてもらいました。まず最初にChatGPTと30分ほど会話をして基本的な事の学習してもらいました。書く内容の指示を与えて文章を生成し、間違っているところがあればその都度間違った箇所を指摘し、新たに文章を作成しました。それを繰り返してできた文章が下記のものとなります。
©️講談社
こんにちは、全質連のマスコットキャラ「しちまる」です!
いよいよ春が近づいてきましたね。暖かい陽気と共に、新しい季節がやってきます。そして、今回は嬉しいお知らせがあります!2月25日(土)に、講談社Kiss誌4月号が発売になりました!表紙には、大人気漫画「七つ屋志のぶの宝石匣」の登場人物たちが輝いています!
「七つ屋志のぶの宝石匣」は、二ノ宮知子先生の質屋漫画で、講談社の月刊Kiss誌に連載されています。二ノ宮知子先生は、「のだめカンタービレ」で日本にクラシック音楽ブームを起こした漫画家としても有名です。
全国質屋組合連合会のマスコットキャラクター、「しちまる」は、皆さんに「七つ屋志のぶの宝石匣」をおすすめしたい気持ちでいっぱいです。そして、この機会に皆さんにお知らせしたいと思い、ブログで告知させていただきました。
最後に、ブログを読んでくださる皆様に心より感謝申し上げます。また、二ノ宮知子先生を応援し、ますます素晴らしい作品を生み出していただけることを楽しみにしています!ありがとうございました。
以上が人工知能(AI)のChatGPTに基本的なことを学習させて、指示を与えて生成させた文章となります。
AI技術の発展と進歩に驚きを覚えてしまいました。何回か文章を作ってもらったのですが、完成度は思っていた以上に高くこれからますます洗練されることを思うと末恐ろしいと感じました。
また、間違ったことをAIが自信満々に書くのも驚きでした。こちらが知っている事象については正誤を確かめられますが、こちらが知らないことに関しては正誤を確かめようがないので生成された文章を使用するにあたり注意が必要だと思いました。
AIにブログを書かせる。そんな時代が来るのはまだまだ先だと思っていましたが、想像以上に近い将来、AIの時代が来るのかもしれません。それが良いことか悪いことかは分かりませんが、避けることもできませんので、これからは上手にAIと付き合っていかなければならないのだと思いました。
2023年
2月
15日
水
「七つ屋志のぶの宝石匣」単行本第18巻が発売されました〜!
©️二ノ宮知子/講談社
こんにちは!しちまるです!いつの間にやらもう2月になってしまいました。ここのところ、とても寒くて寒くて大変です。みなさまはいかがお過ごしでしょうか?犬の私ですが、もう庭を駆け回っている場合じゃないです。ホンネを言うとしちまるは暖かくなる春が待ち遠しいです。
さて、ファン待望の「七つ屋志のぶの宝石匣」第18巻が2月13日(月)に全国的に発売になりました!今巻は志のぶと顕の距離がググッと近づく巻でした。もう読んでいて胸がドキドキ、心臓バクバクなのでもうこれ以上筆を進めることができません。アオハルかよ。
そんなドキドキ、バクバクの第18巻ですが、まだお買い求めでない方はお近くの書店に直行し、ぜひお買い求めください。そしてドキドキ、バクバクしてくださいませ。よろしくお願いいたします!
2022年
12月
02日
金
大阪でも のだめカンタービレ展に行ってきたよ!
東京に続き、11月23日から12月5日まで大阪のあべのハルカス近鉄本店 ウイング館9階 催会場で開催されている「のだめカンタービレ展」にもしちまるが行ってきたんだよ。わーい♪
登場人物をおさらいしてみよう。みんなすごいのに面白い人ばっかりだったね。
ボクの部屋よりも汚な~い、のだめちゃんのお部屋ものぞいてみたよ。
でもこのお部屋からのだめちゃんの音楽が生まれて世界へ羽ばたいていったんだよねー。
のだめちゃんが着ていたマングースの着ぐるみだぁ!ボクとどっちがかわいい?
二ノ宮先生の原画でのだめちゃんと千秋先輩の物語を振り返れたり、展覧会オリジナルのショートストーリーが見れたりして感動だったよ。
素敵なイラストもいっぱい♪ ボクも先生に描いてもらいたいなー。
詳しくは公式サイトをご参照ください。
2022年
11月
26日
土
講談社Kiss誌1月号が発売されました〜
©️二ノ宮知子/講談社
11月25日に講談社Kiss誌2023年1月号が発売になりました。もちろん我らが「七つ屋志のぶの宝石匣」も掲載されています。ネタバレになりますのであまり書けないのですが、いい展開でした。一安心しました。どうぞ皆さまお買い上げの上、一安心してくださいませませ。
さて、11月23日(勤労感謝の日)より「のだめカンタービレ展」が東京に引き続いて大阪でも開催スタート。西日本の皆さまお待たせいたしました〜〜!場所は、あべのハルカス近鉄本店ウイング館9階催会場、期間は12月5日(月)迄ですので、どうぞお早めに!詳しくは公式ホームページをご参照ください。
入場券は永久保存版のミニ色紙
グッズを3,000円以上お買い上げの方にはなんとお洒落なショッパーがついてきます。
ちなみに、しちまるは「裏軒どんぶり」を購入して、毎日ご飯をそれでいただいております。裏軒で定食を食べたような気になるのでお勧めです。
2022年
10月
18日
火
のだめカンタービレ展、行ってきました!
10月8日から開催されている「のだめカンタービレ展」にしちまるもようやく行くことができました。やったー!
会場は東京スカイツリーの東京ソラマチ®5階スペース634。開催は23日までとなっていますので、皆さんもぜひ行ってみてください。
ちなみに帰りに食べた東京ソラマチに入っている回転寿司トリトンがびっくりするほど美味しかったです。
新装版の表紙がどどんと展示されていたり、
たくさんの原画が展示されていました!興味深かったのはネーム(漫画の下書きみたいなもの)からどのようにして完成原稿になっていくのかを解説してくれているコーナー。当時はアナログだったので、大変だったんだなぁ〜。
のだめちゃんの汚部屋もあったし・・・
原寸大の指揮する千秋さん、なんかも好かったなぁ~.
11月23日からは大阪で開催されますので、西日本の皆様は、それまで楽しみにしていてくださいね。
詳しくは公式サイトをご参照くださいませ。
2022年
9月
30日
金
のだめカンタービレ展、10月8日より開催!
以前にも告知させていただいた「のだめカンタービレ展」の開催がいよいよ迫ってまいりました。東京会場は「東京ソラマチ®️ 5階 スペース634」にて10月8日(土)〜10月23日(日)に開催されます。
東京開催
日時:2022年10月8日(土)〜10月23日(日)
場所:東京ソラマチ®5階スペース634
時間:10:00〜20:00
東京開催が終わった後は11月から大阪でも開催されます。
大阪開催
日時:2022年11月23日(水・祝)〜12月5日(月)
場所:あべのハルカス近鉄本店 ウイング館9階催会場
時間:10:00〜20:00
二ノ宮先生が「のだめカンタービレ」の連載を開始されてから早いもので20年。その間にこの日本もいろんな事が有ったような無かったような、すこし感慨深いものがあります。年号も平成から令和へとかわってしまいましたね。連載当時のネームや完成原稿の展示もあるとのことなのでとても楽しみです。
「のだめ展」の詳細は「のだめカンタービレ展」公式ページにて。土・日・祝日は「日時指定制」でのチケット販売となっておりますのでご注意くださいませ。
2022年
9月
28日
水
講談社Kiss誌11月号が発売されました〜〜
©️二ノ宮知子/講談社
こんにちは!しちまるです。
暑く長かった夏も終わりを告げ、秋になりかけています。今年の夏は皆さんいかがだったでしょうか?しちまるはちょっと雨が多かったように感じました。早々と梅雨が明けたと思ったら、実は明けていませんでしたとか、あまり天気が良くなかったです。これも地球温暖化の影響なのかなぁ。子供の頃はいずれ氷河期がやってきて皆んな凍えて暮らすことになると思っていたのに、逆に暑くなる一方。これからどうなってしまうか心配です。
さて、9月24日に講談社Kiss誌11月号が発売されました!ご多忙を極める二ノ宮先生、ちゃんと落とさずに掲載されるのかドキドキ心配でしたが、無事に「七つ屋志のぶの宝石匣」が載っていました。いや〜、よかった、よかった。カラーの扉も素敵です。
今号のKiss誌は二ノ宮先生の「のだめカンタービレ」関係の告知が多く載っています。いつもは単行本派の皆さまも今号はぜひとも書店にて入手し、その目で確かめてくださいませませ。きっとびっくりするかもしれません!
2022年
9月
23日
金
質屋が解説「質屋の歴史」
質屋の歴史
質屋を一言で説明させていただくと、
「物を担保にお金を貸す」商売です。
日本の質屋の起源は鎌倉時代といわれています。
以来700年以上の歴史のある「街の金融機関」です。
「月末少しだけ足らなくなって。。。」
「子どもの塾や部活が。。。」
「会社の運転資金が。。。」
店構えや取り扱いアイテムなどは時代に応じて変化していますが、庶民金融という社会インフラのひとつとして、長い歴史を紡いでいます。
志のぶはストーリーの中で、街の人たちに寄り添う、街の質屋の必要性を顕定に語ります。
「こういう時こそ、老舗質屋の倉田屋が頑張らないと!」
ご同業の皆さんにもぜひ読んでいただきたい、とても熱い一話です。
Link鈴木質店 鈴木
2022年
9月
23日
金
質屋が解説「今日はきっと荒れる」
今日はきっと荒れる
ある日の倉田屋、色々な意味で濃いお客様がビックリするようなお品物をお持ち込みになられます。お客様それぞれにご事情がおありなのですが。。。
今回のストーリーは、各地の質店主の実体験がベースになっています。
商売とは関係ない方に、質屋をやっていますとお話しすると、テレビで見るようなブランドや貴金属を丁々発止のやり取りで買い取ったりしている感じですよね、と言われるのですが、時々、質屋のカウンターでは、個性溢れるお客様が、実は私たちも見た事がないようなお品物をお持ち込みになられます。
冷や汗をかきながら、それでもお客様にご納得いたけるような値付けを!と頑張ります。営業が終わり、シャッターを降ろすとグッタリです。
この日はそんなお取り引きが続きます。
「今日はきっと荒れる」
志のぶの予想が大当たりの一日、お伝えしたいのですがネタバレになるので(;^_^A
ぜひ電子書籍や単行本で本編をお楽しみください。
Link鈴木質店 鈴木
2022年
8月
12日
金
「七つ屋志のぶの宝石匣」単行本第17巻が発売されました〜!
©️二ノ宮知子/講談社
こんにちは!しちまるです。お盆に入りつつある日本ですが、なかなかコロナは収まらないし、台風も近づいていて天候もすぐれません。いったいどうしちゃったのでしょうか。はやくのんびりのんきな世の中に戻ってほしいです。
さて、8月12日(金)に待望の「七つ屋志のぶの宝石匣」第17巻が発売されました!今回もギュギュッと濃縮された珠玉の4編が収録されています。ちなみに3つ目のお話では志のぶちゃんが質屋の歴史を語ってくれたりして、しちまる的にはとても嬉しかったです。
あと小ネタが面白かったです。顕ちゃんの学生時代の友人がゾルディック家の御令息を彷彿させたり、銀座のクラブではミルヒーが呑んでいたり、劇中劇の題名もしょうもなくて笑ってしまいました。
そうそう、ミルヒーで思い出しました。「のだめカンタービレ」新装版の第12巻も同日発売です。新装版は新たに描き起こされた表紙がすごく温かみがあっていいんですよね〜。二ノ宮先生も大変だったのではないでしょうか。ほんとお疲れ様です。そんな新装版も残すところあと1冊、最終巻の表紙を飾るのはどんな絵なのでしょうか。そちらも楽しみです。
「七つ屋志のぶの宝石箱」もコラボしている『特別展「宝石 地球がうみだすキセキ」』も名古屋会場で絶賛開催中です。お近くの方はぜひ見に行ってみてくださいませ。キレイな宝石がたくさんですよ〜!
2022年
7月
26日
火
のだめカンタービレ展開催!
©️二ノ宮知子/講談社
連載開始20周年を記念して始まった講談社「のだめカンタービレ」プロジェクト。昨年から「のだめカンタービレ新装版」全13巻が順次発行されています。そして10月には東京で、11月には大阪で「のだめカンタービレ展」が開催されます。
東京開催
日時:2022年10月8日(土)〜10月23日(日)
場所:東京ソラマチ®5階スペース634
大阪開催
日時:2022年11月23日(水・祝)〜12月5日(月)
場所:あべのハルカス近鉄本店ウイング館9階催会場
詳細はhttps://kisscomic.com/nodame/をごらんくださいませ。
改めて調べてみると、ここのところマンガ展が多くて驚きます。
先日完結し話題になった「ゴールデンカムイ展」、芸大受験を入り口に表現者の苦しみと喜びをテーマにした「ブルーピリオド展」、ついに完結する競技かるたをテーマにした「ちはやふる展」も全国巡回中です。そうそう、「HUNTER×HUNTER」を絶賛休載中の冨樫さんの「冨樫義博展」も秋から始まります。
こうやってみるとマンガがアートのジャンルとして確固たる地位を築いているのが分かります。みなさんマンガを読みましょう!
2022年
7月
20日
水
「特別展 宝石 地球が生み出すキセキ」が名古屋で開催中です!
7月9日から愛知県の名古屋市科学館で「特別展 宝石 地球が生み出すキセキ」が開催されています。
先月まで、東京の国立科学博物館で開催され大盛況だった展示会が名古屋にもやってきました!
実物の原石や宝石の展示、宝石に関する細かな解説、原石がジュエリーに至るまでの過程、ヴァンクリーフ&アーペル・ギメルの貴重な宝石をふんだんに使ったジュエリー展示など、見所がたくさんあります。
そして、名古屋会場でも二ノ宮知子先生の「七つ屋志のぶの宝石匣」とのコラボレーション企画として、二ノ宮先生書下ろしの宝石解説、案内掲示があります!
9月19日まで開催しています。週末は入場制限がかかるほど人気となっておりますので、お時間に余裕をもってお出かけください!
詳しくは、公式サイトをご参照ください。
2022年
5月
25日
水
二ノ宮先生、おめでとうございます!
5月25日は、よっぱらい研究所所長の二ノ宮先生の誕生日です。それをお祝いしてボクしちまるもジュースで乾杯です!
二ノ宮先生、素敵な年にしてください。そしてこれからもたくさん漫画を描いて皆んなをたのしませてください。そうそう「七つ屋志のぶの宝石匣」が連載されている講談社Kiss誌7月号も5月25日発売です。ダブルでおめでたです!よろしくお願いいたします!
「七つ屋志のぶの宝石匣」がスペシャルコラボしている国立科学博物館の特別展「宝石」の会期はは6月19日までとなっております。こちらも大変盛り上がっていますので、まだの方は一度ぜひ訪れてくださいませませ。見たこともないような宝石や宝飾品でいっぱいです!
そして東京開催の後は名古屋市科学館にて「宝石展」が開催されます。会期は7月9日(土)~9月19日(月・祝)。西日本の皆さまは待っててくださいね〜!
2022年
5月
17日
火
質屋が解説『沼る(ぬまる)』
今回作中で、色々なものにハマって、コレクションしてしまうエピソードが出てきました。実際に店頭でも、よくお聞きする話なんです。
ハマっているときは、あんなに夢中になって集めていたのに、いつの間にかその熱が冷めてしまって、集めていたものだけが大量にある。今現在も、はまっている最中で、今月厳しいのに、限定品や新作などが突然発売されてしまって、手持ちのコレクションを、質に預けたり。お父さんは、とても熱中して集めていたのですが、自分は全然興味がない、残された品物たちなどの、買取り。
品物も様々です。エピソードの中にも「サバゲー関連」「カメラ類」「登山・アウトドア関連」「着物」「宝石」が出てきました。その他、「フィギュア」「Nゲージ」「楽器」「時計」「骨董品」「ブランド食器」「切手」などなど
店頭で取り扱い出来るものから、そうでないものまで、本当にたくさんの品物があります。そして、プレミアがついて、相場が上がっているような物もあれば、ガラクタ同然の物まで。
また、類は友を呼ぶではないですが、店側に同じ沼に、ハマっている人がいると、そういった類の品物も集まってきたりします。気をつけないと、それらの品物を取引する中で、うっかり店側の人間も、その沼にハマってしまうようなこともあります。
ただ沼って、ほどほどにハマると楽しいものですけどね。
そして、意外と品物をたくさんお持ちの方が多いので、質屋とは相性がいいのかもしれません。
担当 野村質店 野村
2022年
5月
14日
土
質屋が解説『遺品整理』
遺品整理とは亡くなられた方が生前使われていたものを片付ける(整理する)こと。生前、人は様々なものに囲まれて生きているため、ありとあらゆるものが対象となり、大きなものでは家などの不動産、小さなものだと生活雑貨まで、預金や株式証券・生命保険なども含まれます。
最近ではスマートフォンやパソコンの普及により、SNSやインターネットでの定期購入など、ログインID・パスワードなどがないと解約できない契約もあり、それがデジタル遺品になってしまうケースも増えています。
遺品の片付けは遺された家族がやることになるのですが、日常生活の合間に片付けとなるため遺品整理に時間がかかってしまうことが多くなっています。
そういった需要が増えるに伴い、遺品整理業や不用品回収業者が急増しているのですが、一部の業者ですべてのもの(貴金属や現金等も含む)をゴミとして回収してしまうトラブルや、片付けることに困っている人の足元を見て高額請求するようなトラブルも増加しています。また、『これ遺品なんですけど…』という言葉を聞くと分からないだろうからと査定額を下げる悪質な買取店もあるようです。
質屋が遺品整理において相談されるケースは故人が残した財産(貴金属・時計・バック・骨董品・家電・陶器など)の買取査定をお願いされることが多いです。遺された財産は故人が買ったモノのなので、遺族の方もその正しい価値がわからないことが多く、遺品査定の際『これこんなに高いの!?』という会話は質屋で処分した場合ならではでしょう。
その一方で元気なうちに持っているものを現金化し、今をエンジョイする高齢者の方も増加しております。これを生前整理といいます。
全国質屋組合連合会の加盟店の質屋ならではの、確かな鑑定眼できっちり適正相場で買取価格を提示いたします。遺品整理、生前整理の御用命は全質連加盟の質屋にお任せください。
担当:サイトウ質屋 齋藤邦明
2022年
5月
13日
金
質屋が解説「番頭さん」
今回は質屋の「番頭さん」について解説させていただきます。
江戸時代より商家使用人の最高地位を「番頭」と呼びましたが、質屋でも従業員の最高地位をそう呼ぶ場合があります。要は店長、社長の右腕といったところでしょうか。社長が接待ゴルフに行っている間も店を切り盛りする責任者ですね。
実務の最高責任者となりますから、商品の真贋はもちろん、相場感、人を見る目、法令知識なども必須で、それなりにキャリアを積んだ人間でなければ務まりませんし、ほかの若手従業員の面倒も一手に引き受ける頼れる存在です。
有能で忠実な番頭さんがいれば経営者は任せられる仕事が増えて楽になるわけですが、最初からそんな人材が見つかるわけもなく、若い頃から仕事を教え、キャリアを積ませることで店を任せられる存在に育てた一番弟子のような存在が番頭さんであったりします。
番頭さんとしてもいい経営者に巡り合えた場合は幸せですが、厳しい経営者に仕えると苦労が絶えません。高給優遇する代わりに、偽物を掴んだら自腹で弁償させるようなお店も過去にあったと聞きます。
社長の右腕のまま定年まで勤め上げる番頭さんもいらっしゃいますが、のれん分けされて独立したり、もしくは支店長として別の店を任される場合もあり、お店の規模によって状況はさまざまです。
しかしながら質屋は家族経営が大半で、番頭さんを置かずに親が社長で息子(娘)が番頭代わりとなる店も多いです。
雇われている番頭さんがいても、息子(娘)が後継者となる世襲の会社も大変多いのですが、その両方が存在する店の場合は時に複雑な問題が起こることも。
跡継ぎの息子は親元で修業をする場合もあれば、他の質店などで修業をしてから親の店に戻こともあるのですが、親の店には昔から社長に仕える優秀な番頭がいます。息子よりもキャリアも年齢も上で、社長は息子よりも番頭の意見を取り入れがち。息子にとっては目の上のたんこぶ、番頭さんにとっても息子は扱いづらい人間となります。
このような人間関係の難しさは質屋に限らず、どんな商売にでもある問題ですね。
しかし、お客様の大切な商品をお預かりし、また大きなお金も動く商売ですから間違いがあってはなりません。経営者と番頭さんの信頼関係は今も昔も最も大切といえるでしょう。
担当 (株)丸万質舗 川崎
2022年
3月
30日
水
講談社Kiss誌5月号が発売されました〜〜
こんにちは!しちまるです。
今年もいつの間にやら桜が咲き乱れる季節になりました。皆さまもう桜の花はご覧になられたでしょうか?地球温暖化の影響なのか、南関東では桜の花の盛りが入学式前に終わってしまう世の中になってしまいました。いろいろと複雑な気持ちです。
さてさて、講談社Kiss誌5月号が発売になりました。「七つ屋志のぶの宝石匣」の扉もカラーで、じんわりと素敵な感じです。内容はあまり詳しくは書けないのですが、誕生石の興味深いお話が勉強になりました。知らなかったなぁ〜。誕生石について知りたい方がおられましたら、今号の「七つ屋志のぶの宝石匣」は必読、お近くの書店にてぜひお買い求めになってくださいませ。
書籍版は場所取るからなぁ〜、とお嘆きの方は電子版でご購入くださいませ。お大尽な方は両方お買い求めの上、書籍版を保存用に、電子版を日常使いにするのもいいかもしれません。
電子版といえば「のだめカンタービレ 新装版」も配信販売が始まっています。4月13日には第3巻と第4巻が配信開始です。こちらもよろしくお願いいたします。
コロナが収束する以前に、欧州では戦争が始まってしまいました。はやく禍々しいことが終わってくれることを、心よりお祈り申し上げます。
2022年
3月
10日
木
「七つ屋志のぶの宝石匣」単行本第16巻が発売されました〜!
©️二ノ宮知子/講談社
こんにちは!しちまるです!皆さまいかがお過ごしですか?しちまるは元気にやっております。今年もいつのまにやら3月に入りました。日も長くなってきましたよね、長い冬も終わりを告げ、春の訪れを感じます。
さて、3月11日に講談社Kiss誌に連載の「七つ屋志のぶの宝石匣」第16巻が電子版、書籍版ともに発売になりました。メガネをかけた志のぶちゃんが表紙を飾っています。皆さま奮ってご購入くださいませませ!
年が明けてからコロナが再び蔓延したり、ヨーロッパでは戦争が始まったりと、心をかき乱されるような現実を目の当たりにして途方に暮れています。早くいろいろなことが収束して、みんながニコニコと暮らせるようになるといいですね。しちまるはそう切望しております。
ただいま国立科学博物館にて「宝石 地球がうみだすキセキ」展が開催中です。「七つ屋志のぶの宝石匣」とのコラボも実施中です。皆さんぜひ訪れてくださいませ。
大人気でなかなかの混み具合ですが、開館直後だと少し余裕を持ってみることができるようです。よろしくお願いいたします。
2022年
3月
01日
火
国立科学博物館特別展「宝石」のお知らせ
さる2月19日より上野の森にある国立科学博物館にて「宝石 地球がうみだすキセキ」と題された特別展が始まりました。
https://hoseki-ten.jp/
公式サイトでは「原石からジュエリーまで……宝石の全てがわかる展覧会!」と紹介されています。宝石・ジュエリーにご興味がある方は是非ともみに行ってくださいませませ。
そしてなんと今回の宝石展では二ノ宮知子先生の質屋宝石漫画「七つ屋志のぶの宝石匣」とのコラボレーションが実現いたしました。
https://hoseki-ten.jp/collabo_01.html
ななんと、志のぶちゃんと顕ちゃんが宝石展を案内する形になっているようです。これは万難を排してみに行かなければなりませんね〜〜。
特別展「宝石 地球がうみだすキセキ」 |
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会場:国立科学博物館 |
会期:2022年2月19日(土)~6月19日(日) |
開館時間:9時~17時(入場は16時30分まで) |
入場料:一般・大学生2,000円、小・中・高校生600円 |
休館日:月曜日(祝日の場合は翌火曜日休館)※ただし3月28日、5月2日、6月13日は開館 |
アクセス:東京都台東区上野公園、JR上野駅公園口から徒歩5分、東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅7番出口から徒歩10分、京成線京成上野駅正面口から徒歩10分 |
※日時指定予約が必要。当日、博物館で販売する当日券での入場枠もあるが、来場時に待つ場合や予定枚数が終了している場合がある |
詳しくは公式サイト(https://hoseki-ten.jp)で確認を |
上野の国立科学博物館、しちまるが最後に行ったのはもう10年以上前のことです。入ってすぐのところのフーコーの振り子をぼーっと眺めたり、外に展示してあったラムダロケットをみたりして楽しかった思い出がございます。あと館内の大理石に埋もれたアンモナイトを探すのもなかなか楽しいので、訪れた際にはご家族でアンモナイトを探すのもいいかもしれません。
コロナの影響で美術館や博物館を訪れるのに予約が必要になったりと、少し手続きがめんどくさくなってしまいました。休みの日に時間があるからちょっくら行ってみるか、みたいな気軽さがなくなってしまいましたね。はやくコロナが収束し、昔みたいな日々が戻ってくることを、心より待ち望んでおります、
そうそう、この宝石展、7月からは名古屋市科学館に巡回予定ですので、東海方面にお住まいの方は期待して待っていてくださいませませ。
2022年
3月
01日
火
講談社Kiss誌4月号が発売されました〜〜
こんにちは!しちまるです!いやぁ、コロナがまだまだ収まりませんね。コロナに感染するのが怖いので、しちまるもワクチン3回目を打ってきました。でも、やっぱり副反応で寝込んでしまいました。ちなみに、しちまるが打ったのはモデルナなのですが、接種の次の日は熱が出てダウン、次の次の日は元気になりました。ワクチン打つのでしたら次の日が仕事と重ならない日程で接種することをお勧めいたします。
さて、大好評質屋漫画の「七つ屋志のぶの宝石匣」が連載されている講談社Kiss誌の4月号が発売されました!今号の表紙を飾るのは我らが二ノ宮先生の「七つ屋志のぶの宝石匣」です!ヤッター!∩(^_^)∩待ってました!日本一!
©️講談社
©️二ノ宮知子/講談社
今回のお話はメインストーリーが進む回でした。ネタバレになるので詳しくは書けませんが、ちょっとサスペンスっぽい感じでドキドキです。あとしょーちんの設置してくれた防犯ライトが役に立っていました。よかったです。
二ノ宮先生の趣味のレアストーン、どんどん暴走していくのですが、今回はカイヤナイトでした。当然のごとく、しちまるは知らなかったので検索してみたらカイヤナイト、それはそれはきれいな石でした。単行本になるとその巻に出てきた石がカラー写真で紹介されるのですが、どんな写真が使われるのか今から楽しみです。
2021年
12月
21日
火
質屋が解説「防犯カメラ」
「防犯カメラ」:もはやお店だけでなく、ご家庭や街中でも見かけることが、普通になってきた防犯カメラです。防犯を、常日頃から心がけている質屋では、たくさんのお店で利用されています。もちろん防犯カメラだけでなく、警備システムも合わせて導入されていることが多いです。
それにしても、技術の進歩というのは目を見張るものが多いです。
防犯カメラ一つとっても、防犯カメラと一目でわかりやすい物から、見た目にはカメラとわからない物など。その他にも、音声も録音出来たり、センサーが搭載されていたり、自分で好きな角度に動かせたり、ズーム出来たりするものなどなど。
また、なんといっても防犯の要は、声掛けかもしれません。店内を下見に来たような人にも、あれやこれやと話しかけ、近所で、見かけない人がいたらあいさつして。アナログですが、意外と効果があると思います。そして、なんといっても、質屋同士のつながりや地域の警察と協力があります。
質屋は、デジタルもアナログも駆使して、防犯に気を付けております。
担当 野村質店 野村
2021年
11月
25日
木
講談社Kiss誌1月号が発売されました〜〜
©️二ノ宮知子/講談社
こんにちは!しちまるです。
11月も残すところあとわずか、急に朝晩の冷え込みが厳しくなってきましたね。コロナ の方は収束しかかっていますが、年末年始にかけて第6波が来るのではないかと予想されている方もおられます。いったいどうなってしまうのでしょうか。
そしてそれとは別に、今冬はインフルエンザも流行の恐れありと報道されていました。マスク着用と手洗いを続けて、風邪など感染症対策を頑張らないといけませんね。しちまるも頑張ります。
さて、月末になると待ちに待っていた講談社Kiss誌の発売です。11月25日(木)に2022年1月号が発売になりました。我らが二ノ宮知子先生の「七つ屋志のぶの宝石匣」も堂々掲載!今号はカラー扉です!なんか志のぶちゃん雰囲気が大人っぽいですね、いいじゃないですか。
さて、今回のお話のキーワードは……「沼」
皆さんは「沼」と聞いて何を思い浮かべますか?
「夏が来れば思い出す、遥かな尾瀬〜♩」の尾瀬沼なんかは日本で一番有名な沼かもしれません。高原にある沼は水芭蕉の花が咲いたりしていてなんか爽やか。その一方で底無し沼というと、一足踏み入れるとそのままずぶずぶと引き込まれて、もがいてももがいても抜け出せない、なかなか危ういイメージを持っています。ネタバレになるとまずいので詳しくは書けませんが、今回はそんなお話です。
そうそう、女性漫画雑誌はあまり肌に合わないかも……、とお嘆きのそこのあなた!Kiss誌に掲載されている、はんざき朝未先生の「無能の鷹」をぜひ読んでみてください。とっつきやすく、男の人でも面白く読めるので、特におすすめです!しちまるは単行本買っちゃいました。
そんなこんなで講談社Kiss誌1月号、書店にて絶賛発売中!寒くて外に出たくないという方には電子版のEKissもございます。みなさまふるってご購入くださいませ。